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【水星の魔女フェス】アスティカシア全校集会レポ

※この記事は水星の魔女フェス、アスティカシア全校集会のネタバレをがっつり含みます。

水星の魔女フェスに行ってきました

7月に最終回を迎えた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ですが、
8月6日に幕張メッセでガンダム史上初のフェスイベントが開催されたので、参加してきました。
ガンダムって今までフェスイベントなかったんですね。意外でした。
SEEDの時はまだそういう文化が浸透してなかったかもしれないですがダブルオーの時とかもなかったのはちょっと勿体なく感じました。
折角なので、主にステージに関して、印象が強かったところをレポとして残しておこうと思います。

※記憶頼りなので、曖昧だったり、実際と違っている所があるかもしれません。
※作者は昼の部、夜の部両方参加しています。

イベント内容

朗読劇あり、ライブあり、生アフレコありと言う事前告知になっていましたが、フェスの全体はこんな感じでした。

①オリジナルシナリオの朗読劇
②ライブ(1期ED)
③休憩時間(ニカ、チュチュ、ソフィ、ノレアの声優さんの雑談)
④声優さんの生アフレコ=前半=(アニメのダイジェスト、18話まで)
⑤ライブ(2期ED)
⑥休憩時間(グエル、シャディク、ラウダの声優さんの雑談)
⑦ライブ(2期OP)
⑧声優さんの生アフレコ=後半=(アニメのダイジェスト、19話~24話)
⑨ライブ(最終回 劇中歌)
⑩休憩時間(スレッタ、ミオリネ、プロスペラの声優さんの雑談)
⑪オリジナルシナリオの朗読劇 =エピローグ=

盛りだくさんですね!

朗読劇のストーリー(前半)

今回のイベントの恐らくメインだと思われる朗読劇では、
このフェスのためにオリジナルストーリーが用意されていました。
朗読劇の概要としては、

アスティカシア全校集会当日。
スレッタはミオリネのためにサプライズである催し物を用意していた。
グエルやシャディク、ニカやチュチュの助けを借り、準備は万端に出来ていたが、肝心のミオリネに「グループが関わっているイベントなんてマウント合戦になるに決まってるから行かない」と参加を断られてしまう。
慌てながらも、スレッタは何とかミオリネを全校集会に連れて行こうと説得を始める。

丁度その頃、キャンプ中だった(なんで?)グエルはラウダに全校集会に行く事を止められていた。
グエルはスレッタから催しものを成功させるために、全校集会で”あること”を頼まれていた。
スレッタから「これはグエルさんにしか頼めない」とお願いされてしまい、グエルはまんざらでもなさそうな様子だったが、
それを見たラウダは、スレッタがグエルの優しさにつけ込んで何か面倒事に巻き込もうとしていると思い、ますます反対するようになる。
止めるラウダに「もう俺は逃げない、お前からも。全校集会からも」と本編の名セリフを絡めつつ「俺は全校集会に行く!ラウダ、お前も俺について来い」とラウダを連れて全校集会に向かう。

スレッタがミオリネを、グエルがラウダを何とか説得(?)し、シャディクやニカ、チュチュが待つメインステージに集まるが、ここでもラウダはグエルがスレッタのお願い事を聞くことに断固反対。
「兄さんは僕が守る!」「(スレッタとの)約束を守るって言うなら僕とも約束してよ!ジェタークの誇りを傷つけるようなことはしないって!」と、ラウダはグエルに訴える。
ラウダの真剣な様子にグエルはスレッタへの協力を迷うようになる。
(ここで迷うって事は、スレッタのお願い事がジェタークの誇りを傷つけそうだってグエル君も薄々思ってたって事ですかね……?(笑)
その”お願い事”については朗読劇の終盤に判明することになり、何となく納得しましたが)

ラウダとスレッタ。どっちの願いを叶えるべきかグエルが選びきれないのを見て、一つの提案が出る。
それはこの学園らしく、決闘でどうするかを決めると言うことだった。
 *ここで「ついに、ラウダがグエルを掛けてスレッタと決闘始めやがった……」と思ってしまいました(笑)

最終的に飛び入りしてきたノレア(orソフィ)、そしてシャディク(orニカ)、チュチュ(orグエル)も含め、全員で「中の人の考える自キャラが言いそうな台詞」で決闘することになる……。

という、ストーリーでした。(ここまでが前半)

ちなみに朗読劇のストーリーは昼夜共通。
ただ、アドリブ以外にも所々展開が変わってました。
例えば決闘に参加するメンバーが
昼の公演では、
グエルが見届け人になり、参加者がスレッタ、ラウダ、ノレア、シャディク、チュチュ。
夜の公演では、
チュチュが見届け人になり、参加者がスレッタ、ラウダ、ソフィ、ニカ、グエル。
といった感じに変わっていました。

決闘は昼、夜でテーマが変わりましたが、
どちらも「声優の人がテーマに沿って自分のキャラが言いそうなことを即興で考えて答える」と言うものでした。

昼のテーマは
 『自分のキャラが密かに思っているやりたいことリストのトップは?』
夜のテーマは
 『自分のキャラがスクールアイドルになった時の挨拶は?』でした。

ちなみにこれはスタッフから台詞を貰ってないので、あくまで声優さんが考えた台詞とのことです。

それぞれが考えたセリフも面白かったのですが、
「勝敗は声優の芸歴のみで決まらず、声優の滑舌のみで決まらず!ただ、結果のみが真実」
と、決闘の開始前に叫んでいた口上が面白かったです。

ちなみに昼の決闘の勝者はシャディク。夜の決闘の勝者はニカでした。
ニカは直ぐにでもスクールアイドルになれそうなぐらい可愛いセリフを、
シャディクは(恐らくミオリネに対してのものだと思われる)愛が絶妙に重きもなセリフ(笑)を披露していました。
シャディクのあれは誰も勝てないでしょ(笑)

朗読劇ではステージのモニターに話に沿った書き下ろしイラストが何枚も表示されていたのですが、ここのイラストは見届け人と参加者に合わせて昼夜別のイラストが用意されていたのが芸が細かくて大変良かったです。

◆ここから、朗読劇後半 ↓◆
結局、昼公演でも夜公演でも決闘に負けてしまったスレッタは、
ミオリネへのサプライズのために用意していたステージの枠を取られてしまう。
落ち込むスレッタを見かねたミオリネが株式会社ガンダムから全校集会への協賛を宣言。
その代わり、余っていたステージの枠を使わせて貰えることになりました。

スレッタがミオリネに用意していたサプライズとは株式会社ガンダムの社歌(PVで流れていたガンダム~♪ガンダム~♪希望の光~♪の奴である)を皆で歌うというものだった。
同時にサプライズゲストとして踊るエアリアルも登場。
 ※エアリアルの登場と共にグエルが姿を消していたので、恐らく操縦していたのはグエルで、これがスレッタから頼まれていたお願いだったのだと思われる。
お客さんも合わせた参加者全員で社歌を大合唱。
最後は恥ずかしがっていたミオリネも一緒に歌い、大団円でフェスは終了しました。

昼公演、夜公演の朗読劇の違い

決闘の所でも言いましたが、昼公演、夜公演ではアドリブ以外にも所々、朗読劇の展開が変わってました。
覚えている所を箇条書きにしていきます。

・アニメ本編を振り返るメンバーが、昼公演がスレッタとミオリネ。
 夜公演がグエルとラウダ。
 この後に台車に乗って客席の間を声優さんが移動する演出があったんですが、本編を振り返ったメンバーの逆が台車に乗ってました。
・決闘参加のメンバーが昼公演と夜公演で違う。
 ここが変わったことにより決闘前後のやり取りを言うキャラは細かく変わっていました。
・朗読劇の後半の前振りをするメンバーが昼公演はグエルとシャディク。
 夜公演はニカとチュチュ。

多分こんなものだったと思うのですが、結構変わってた印象でした。
なので、昼、夜どっちも見てても楽しかったです!

おもしれー男、ラウダくん

朗読劇は全体的にギャグ方面に振り切ってたので、
皆いつもよりはっちゃけて面白かったのですが、
その中でも大暴走してたのがラウダでした。
ええ、ご想像の通り、主に兄さん方面で。

面白かったところをダイジェストで紹介すると……。

・フェス開始前の説明でコールの練習を任されるラウダ。
 客全員に大声で「兄さん最高ー!」と叫ばせる。(声の大きさが足りなかったらしく、やり直しも要求)
・朗読劇の開始から何故かグエルとキャンプをしてるシーンから開始。
・グエルが作ってくれたキッシュに無茶苦茶喜び、グエルがキャンプを中断して全校集会に行くと言うとこの世の終わりのような反応を返す。
・スレッタが待つメインステージに行こうとするグエルを止めるため、兄さんの名場面集の公開を提案。「なんでそんなことを今……?!」と戸惑うグエルを客を味方につけ、皆、見たいと思っていると強行。
・「ホルダー時代の兄さん」「(3話の)プライドを守り切った兄さん」「キャンプをする兄さん」「ボブとして働く兄さん……、まさかこんなことを為ていたなんて……、でも、ヘルメットと作業着姿も格好いい(見惚れる)」→グエル「もういいだろ?!」
・「兄さんは僕が守る!」とスレッタの前に立ち塞がるラウダ(書き下ろしイラスト付き)
・(お祭りなので決闘はMSじゃなく平和的なものにしようと言われて)「何をふざけたことを言って……!」→グエル「そうだな。平和的なモノが良いだろう」→「兄さんの言う通りだ。平和的な種目にしよう(全力の手のひら返し)」
・(決闘、昼の部のラウダの解答)
 お題「自分のキャラが密かに思っているやりたいことリストのトップは?」
   →「前髪をピンクにしたい!」
・(決闘、夜の部のラウダの解答)
お題「自分のキャラがスクールアイドルになった時の挨拶は?」
   →「ジェタークアイドルラウダ・ニールだ。ファンサだと?僕はするより、客席の兄さんにファンサされたい!!兄さん!ウィンクして!!」
・(グエルとラウダのうちわを持ってきたお客さんに)僕のはいい。兄さんのうちわだけあげろ。
・(次はライブなので)ペンライトの色をラウダの色(青)にしてくれ。(グエルの色の)赤にしたいのはわかる。でも青にしてくれ。

細かい所まで上げるとこんなものじゃなかったと思うんですが、始終こんな感じでした。
流石、別の次元でアイドルの妹を持ち、自身も役者な男(※推しの子、中の人ネタ)
自分が何をすれば一番ネタ的によろこばれるかわかっている感がひしひしと伝わってきました。
いいぞ、もっとやれ。

他、面白かったところ

・イベント開始前の説明。
イベント不参加だったこともあり、イベント前に流れたフェスの注意事項説明はエランさん(4号)、エラン(5号)、エラン様の三人が担当してくれてました。
昼公演が4号メイン、夜公演が5号メインでした。
5号は本編後半の怒濤の格好良い活躍で視聴者が忘れかけていた「きもキャラ」全開で説明してましたが(笑)どうしてああなった(笑)
今回は残念でしたが、次はエランも参加して欲しいですね。
花江君は前に別ゲームのイベントで自キャラ2人の声色を瞬時に切り替えて連続で会話する芸を見せてくれたので、きっとエランさん(4号)とエラン(5号)とエラン様も会話もやりきってくれると信じてます!

・ミオミオ~!コールでお客さんと一緒に盛り上がるスレッタ。( カワ(・∀・)イイ!! )

・シャディクは……、昼公演の決闘の回答もそうだったんですが、「(自分が)好きなのはたった一人の相手なんだろうけど……」と漏らしたりと、
イベントの所々でミオリネへの重い気持ちが見え隠れしてたのが何とも言えませんでした。
シャディク……、そんなにミオリネが好きだったならもっと本編で違った立ち回り出来なかったのかよ……、どうして……、どうして……、

・サプライズゲスト来るかな?とは思っていましたが、プロスペラが来るとは予想外で驚きました。
ちなみに、昼公演も夜公演もサプライズゲストはプロスペラでした。
プロスペラの生アフレコが加わり、24話のエリクトとの再会シーンは泣きそうになりました。

音楽について

ライブももちろん素晴らしかったのですが、ここで書きたいのは朗読劇や生アフレコでながれていたBGMのことです。
今回、なんとステージに生オーケストラが来ていて、生アフレコ中、アニメの名シーンと一緒に流れていたのは、オーケストラの生演奏でした。
夜の公演はBブロックの真ん中の方だったので、オーケストラの演奏に合わせて空気の振動がダイレクトに伝わってきて、本編の感動が更に増幅されたように感じました。
こういうイベントで生オーケストラ連れてくるってあまり聞いたことないので、びっくりしてしまいましたが、とても良かったです。
この生アフレコと生オーケストラの部分だけで、水星の魔女オーケストラコンサートという一つのイベントとして成立しそうなぐらいのクォリティでした。

影ナレ

フェスが終了し、出演者が裏に戻った後に会場に流れる影ナレというものがあるのですが、今回のイベントでも影ナレが流されていました。

この影ナレ、水星の魔女フェスでは昼の回も夜の回も全く同じモノが流されました。
影ナレこそ、回によって別パターンを流すイベントが多いと思うのですが、全く同じモノが流されたことを見て、
この影ナレこそがスタッフがお客さん達に見て貰いたかったものなのではないかと感じました。

内容は、決闘に負けてしまったと落ち込むスレッタをミオリネが叱咤するというもの。
もう水星の魔女の放送は終わったの。決闘の結果がどうなろうと関係ない。スレッタこそが自分のパートナーなんだと、ミオリネははっきりと言い切ります。
ミオリネの言葉を聞いて、不安げだったスレッタも笑顔を浮かべる……、という所でフェスは終わりました。

これだけ人気になった作品なので、今後水星の魔女の続編が作られることも十分あると思うのですが、
この先、どんな展開が出てきたとしても、この二人の笑顔が間違いなく水星の魔女の一つの終着点なんじゃないかと思いました。

全体的にお祭り感が強く、楽しい雰囲気のイベントでしたが、
あちこちで各キャラの気持ちが見え隠れするところもあり、はっちゃけ面でも、シリアスな面でもとても楽しいイベントでした。
ぜひガンダムでもこれを機にフェスイベントを定番化させて欲しいですね!!

そして、残念ながらフェスでは特に新規情報ありませんでしたが。。
水星の魔女の新展開も末永くお待ちしています!!


※蛇足なりますが……

影ナレ時のステージに表示されていたスレッタとミオリネの笑顔の画像だけ撮影OKになってたんですが(タイトルの絵がここの絵です)、
これ、いい手だなと思いました。

と言うのが撮影OKの時間が終わると同時に誘導退出に移行していたので、
多分、写真を撮ってもらっている間に交通手段などの都合で本当に時間に余裕がない人を先に出してから、誘導退出を実施してたんだと思います。
本当に時間に余裕のない人が混雑に巻き込まれて出れないってことが回避されますし、他のイベントでもやって欲しいですね。

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