フランスで初めて訪れた警察署
クリスマスも近い12月上旬のある日、
私は、仕事が終わってから久々に山を降りて、市街に出かけました。
その日は週末で、イルミネーションの祭典が開催される週だったため、
すごい数の人たちが押し寄せていました。
山から街へは、バスとメトロを使って移動します。
が、バスを降りたメトロの駅前は、動けないくらい、
そして、改札を通れないくらいの人であふれていました。
急いでいたのもあり、バスから早く降りたくてドアを飛び降りました!
そこで、異変に気付いたのです。
ジッパーのないポケットがついたコートを着ていたのですが、
寒さもあり手を突っ込んだ瞬間、さっきまであった定期入れがない!
と気づきました。
一気に真っ青になりましたね〜。。
バスを降りるまでは、あったはずなんだけど。。
そう、フランスのこういったイベントでは、よくあることらしいんです。
人混みが多い場所は、外国人やiPhoneを持った人は狙われやすい、と。
定期入れといえど、定期は購入していなくて、
購入した切符を入れたり、ちょっとした隠し金を入れてただけだったので、
被害金額はほぼゼロだったんです。
でも、日本で使ってたICOCAや、語学学校で使ってた学生証など、
個人情報の入ったものも入れてたので、ちょっと心配。。
それより何より、その定期入れそのものが高かったので、
それを取り戻したくて仕方ありませんでした。
その日は、なんとしてでも待ち合わせの場所に行かなくてはいけなかったので、
駅員さんに事の一部始終を話し、どこに届け出たらいいか聞いて、
その場を離れました。
日本のように、盗まれたものが戻ってくる可能性は少ないので、
落ちたとしても、拾って警察に届けることは少ないが、
書類を作ってくれるので、
被害届だけ出しに行ったらいいよ。と警察署に行くことを勧めてくれました。
今すぐ警察署に行きたかったんですけど、
次の日に行くことにしました。
初めてのフランスでの警察署は、すごく怖くて、
すぐそばで怒鳴り声とかしていたんです。
刺されるんじゃないかと思うくらい怖かったですが、
これも、フランスに来た、他の人がなかなかできない経験。
と思い、前向きに捉えました。
意外にもすんなり事情聴取してもらい、書類に簡単に記入して終わりました。
帰国して、盗難保険がおりるはずなので、新しいものを買えるだけで、いいか。
と、ホッとできました。
いや〜、初めてのスリ体験、全く触れられてないんですよね〜。
コートっていうのもありますけど、
本当巧妙な手口だったと思います。
でもね、きっとお金が全く入っていない定期入れを盗んで、
悔しがったと思うんですよ!
彼らからしたらガラクタ。笑
すぐに、その定期入れ捨てたはずですよ。
定期入れに価値があるとは全く思っていなかったでしょうね!
悪いことはしたらダメですよ、絶対神様は見てますからね〜。
私は、それ以来、すごくスリに敏感になり、
人混みも歩かなくなりましたよ〜。
でも、そんなことがあったおかげで、
警察署での書類の書き方とか学べましたし、
警察官と1対1で会話できるまでになったんだな〜。
と1人で感心しました(^^)
何でも、体験して損はないんです。
生きてただけでもよかった〜。
物事は、捉え方次第ですからね〜!!!
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