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明太子って中国の偉い人の名前っぽくね?

明太子と書いて「めんたいこ」と読む。これは少しムリがある気がする。明太子と書いて「めんたいこ」。ムリがないか?

明太子と言えばなんか知らんけど赤くてしょっぱくて、海由来の食べ物だということはなんとなく知っていて。白いホカホカのごはんの上に乗っけて食べるとおいしい。

そして明太子といえばなぜか福岡の人が偉そうにしていてムカつく。札幌にも明太子の例の店、「やまや」があるが、たかが明太子ごときでデカい顔をしている。しかし私の場合「やまや」に行くと何度もおかわりをしてしまう。それくらいに明太子はおいしい。腹立つ。


たとえばここでワケ知り顔の人のような、

明太子というのは朝鮮由来でして、スケトウダラのことを「明太ミョンテ」と呼ぶの。その明太の子だから「明太子」というわけ。それが博多とかいうところに伝来してウンタラカンタラビバラッパ。

パラッパッパーーー

という正しい説明をしたいわけではない。

そんなことは他のどなたかお願いします。

ここで注目したいのは「明太子」という文字から感じるなんとも言えない「日本史感」である。


「明太子」


「明太子」


よーく見てほしい「明太子」。


「明太子」という字は3文字で、そのうち後半の2文字が「太子」である。日本人ならばなじみ深い飛鳥の天才「聖徳太子」が思い浮かぶことと思う。太子といえば聖徳太子だ。

「太子」という文字の並びは聖徳太子以外で聞いたことがないよなぁ、と思ったらなんと「明太子」もそうじゃないか。明太子。めんたいこ。

明太子という漢字3文字をまじまじと見つめてみる。明太子。明太子。明太子。じーーーー。


なんか、中国の偉いヤツっぽく見えてきた。


「明」という字を使っちゃってるのが罪だ。明は「めん」じゃなくて「ミン」じゃん。昔ながらの中国を感じてしまうじゃないか。明太子。

なんか日本史の教科書で見たことある気がしてきた。張作霖、溥儀、李鴻章、毛沢東、あとだれだ? なんか知らんけど色んな中華系の人たち。中華の民。そういえば札幌で中国の観光客を見たら私と妻は「お、中華の民がまたきてるなぁ、札幌はどう?」と言う。中華という言葉もいい。


で、明太子である。


もう一度じーーーーっと見つめてみる。


明太子。


うーーーん、なんかやっぱ「明太子」は日本史の教科書で見たような、こう、懐かしさみたいなものがあるんだよなぁ。


中国の昔の偉人みたいな、そういう雰囲気。しかも古代から中世初期くらいの偉人っぽいんだよなぁ。明太子食べたいなぁ。


〈あとがき〉
今月と来月あたりは諸事情ありで福岡出張には行きません。代わりにうちのメンバーが行ってくれました。あんなに何回も行ってたのに少しの期間福岡に行けないんだよなぁ。って今年は東京に行かないと、って言い続けてまた大晦日になっている予感がしています。今日も最後までありがとうございました。

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