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スタバみたいなローソン。

北海道第二の都市、旭川に仕事で行った。

お昼の時間になったが食べ物を食べる時間はなく、仕方がないので缶コーヒーを1本買った。

レジに並ぶ。前にいたお客さんのお会計が終わり、缶コーヒーをレジの台の上に置く。レジを担当してくれたのは、40代ぐらいの男性であった。

お会計を終え、缶コーヒーを手に持つ。いつもなら店員さんは「ありがとうございました」と言うのみだが、その人は違った。

「午後からの仕事も頑張ってください」

真顔でそう言うのである。

おい、ここはスタバか? と思った。

ご飯を食べてエネルギーをチャージすることはできなかったが、まるでスタバのような物言いをする店員さんを見ると、なんだかあたたかな気持ちになり、午後からも頑張ろうと思った。

いや、うそ。

特に気合を入れて頑張るでもなく、いつも通り淡々と午後を過ごしたのであった。


〈あとがき〉
東京を中心とした本州のコンビニに行くと、多くの店員さんは外国人であることが多いようです。しかし、私が暮らす北海道の場合はまだまだ外国人労働者の波はきておらず、多くの店員さんは、ほとんどが日本人です。本州に行くたび外国人店員さんだとぎょっとするんですよね。多様性だなぁ。今日も最後までありがとうございました。

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