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売り上げより大切なもの 〜ストレス軽減でお金は増える?〜

ホームページでは体についてブログを書いているけど、NOTEではどちらかというと、治療院経営について書いている。

マッサージ・鍼灸の学校の時に、卒業生で10年後もこの仕事をしている人は2割だったか3割くらいって言ってた。(1割だったかも?よく覚えてない苦笑)。つまり、ほとんどがこの業界を去る。

理由は一つしかなくて、お金。

キャッシュが回らないから治療院は潰れるし、

給料が上がらないから、家族のために辞めざるを得ない。

もし、ちゃんと稼げれば辞める人はほぼいないはず。

ここで重要なのは、売り上げってそこまで重要ではないということ。

極端な話、年商1億でもコストが9700万かかったら、300万しかの残らないので。なので、利益がどれだけ残るか?ってのが重要。

だけど、利益がいくら残ったって、結局、その利益が今後の治療院や会社経営でプールしなくちゃいけないのなら、手をつけにくいじゃない?

結局、結局、仕事をしてて幸せ度というか、満足感を得るには、個人の所得、自分の取り分がどれだけあるか?が重要で。

自分の給料から税金や保険などを引いた、可処分所得が増えないと、仕事として続けていくのはしんどいんじゃないか?

そう、売り上げでも利益でもなくて、個人の可処分所得がいくらあるか?

これが少ないと満足感を得られずに、その仕事を辞めてしまう。

さて、ここで重要なのは可処分所得とは、

給料から税金や保険など引いた額、つまり「おこづかい」なわけだけど、

メンタルでこの額が変わってしまうということ。

例えば、貧乏時代にアルバイトをしていたことがあるんだけど、お金がないから、朝から晩まで働いていた。そんな調子だから、常に体は疲れていたし、メンタル的にもしんどかった。

そうなると人は、ご飯を作るのが面倒だから、外食したり、

遅くまで働いて、ストレス解消にお酒を飲んだり、

お酒を飲んでたら、電車がなくなってタクシーで帰ったり。

体力使って仕事したら、その分、楽をするためにお金を使っちゃう。

たくさん仕事をして精神的に疲れたら、ストレス解消にお金を使っちゃう。

ある時、思ったわけ。

これって、本当に豊か?って。

そんで、仕事の量をグッと減らしてみたわけよ。

そしたら、給料は減ったけど、体の疲れは減り、ストレスも減る。逆に時間はめっちゃ増えた。

そしたら、時間はあるし、体力もあるから、自分でなんでもできるので、お金はかからない。当然、ストレス解消のためのお金も使わない。

結果、給料減ったけど、手元に残るお金は増えたわけ。

つまり、可処分所得が高くてもストレスを感じたり、時間がないと、お金を使ってしまうということ。

つまりつまり、

可処分所得 ー ストレス ー 時間のなさ = 本当の可処分所得

だって気付いたわけで。

この本当の可処分所得のことをオレは、「実質可処分所得」と呼んでいる。

ニューヨークで治療院を開業した時は、仕事がなくて、お金もそんなになかった。けど、とにかくお金のための仕事をやめて、嫌な上司がいたら文句言って辞めて、、嫌な患者さんは断ったりした。

すると、ストレスがないから、余計なお金を使わなくて良くて、実質可処分所得が上がっていったわけ。

これは治療院に限らなくて、会社でも最初からうまくいくことは少ないので、こうやって実質的に利益を上げていくことができれば、いけるんじゃないか?

逆に。めちゃくちゃうまくいってる会社や治療院でも潰れちゃうところってあるじゃない?

あれって、トップが無駄にお金を使っちゃうケースが結構ある。

つまりは売り上げ高くて、可処分所得が高くても、実質可処分所得がめっちゃ低いと、会社は潰れちゃうってことで。

心の在り方と、お金がリンクするというのは、多分、こういうことなんじゃないか?

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