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日本一不器用な父親とみんなの手で大人になった息子の絆「とんび」大絶賛の理由を紹介!

こんにちは。
横山です。

最近、映画に触れる機会が多くて、感性と涙腺が刺激されっぱなしです。。。
映画のおかげで、普通には体験できないことや、映画監督が伝えたいことを知ることで知見を広げられたりしていますね。

今回は、笑あり、涙あり、腺崩壊しっぱなしだったとんびの紹介をさせていただきます。
時代も違う、背景も違う、なのにどこか共感し、感動してしまうとんびの魅力を最大限お伝えできればと思います。

とんびとは?

とんびは、重松清による小説が原作で、2003年10月から2004年7月にかけて各新聞にて連載されていたそうです。
NHK総合テレビでは、2012年1月7日(前編)と2012年1月14日(後編)でドラマ化され、TBSでもドラマ化されるほど、話題になった作品です。

当時のNHKのキャストには、ヤス役に堤真一さんが抜擢されていて、期待度がうかがえますね。

小説を読んだという方からも、とんびはめちゃくちゃいい!と評判なので、映画を見た後にぜひ小説も読んでみてもいいと思います。

なぜ「とんび」?

「とんび」というのが鳥の種類ということはなんとなくわかる方も多いと思います。
では、なぜ題にとんびを選んだんでしょうか?

それは、作品にも出てくる「とんびが鷹を生む」ということわざから来ています。
ことわざの意味は、平凡な親が優れた子供を産むという意味になります。

映画を見てもわかりますが、ヤスとアキラは全くと言っていいほど似ておらず、考え方も価値観も違います。
ですが、そんなとんびが鷹を生むぐらい非凡な子供でも親子は親子だったんでしょうね。

ちなみに、鷹は生きている動物を狙うが、とんびはしんだ魚を主に狙うそうです。
もちろんどちらも猛禽類なのでむやみに血がづくのは危険ですが、とんびが鷹を生むという格差に見られるような違いが少しずつあるようです。

とんびってどこがおもしろい?

とんびの特設サイトにも載っていますが、ヤスはとにかく不器用で、すぐに喧嘩をしたり、頑固だったり大変な人です。
そんなヤスのもとにたくさんのトラブルが来て、不器用なりに考えて、不器用なことをしていきます。笑

ですが、そのたびにたくさんの人に助けてもらってアキラが育っていくんですが、中でも和尚さんが僕にとっては心に残る人でした。
海辺で、母親が亡くなってしまったことを後悔するヤスを励ますシーンがあるんですが、これだけの深い傷を負った人を立ち直らせる和尚さんの器の大きさが素敵です。

とんびで泣いたら人にやさしくなれる

とんびを見て、自分とヤスは全く似ているとも思わないし、同じ境遇になったこともない、でも想像して感動している自分がいました。
ヤスのことをとんでもないやつと思うときもあれば、応援したり、感情を大きく動かされます。
そう思ったら、たとえとんでもない頑固者や、けんかっ早い人でも、その人の背景を理解すれば共感したくなるし、感情移入したくなると思うと、映画を見終わった後少し優しくなれる気がします。

ぜひ、みなさん見てみてください!

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