力の入れ方か。
先輩がやっていたことがきっかけで興味を持ち、2020年の冬からスノーボード を始めた。
始めたばかりは重心の位置がなかなか捉えられず、変なところに力を入れすぎて太腿やスネの脇が疲れて痛くなってしまったり、攣ったりしてしまった。力を入れて頑張ってる割には全然うまく滑れない。たくさん転んでお尻が痛くなった。
人疲れしやすい
話は変わるが、昨年から仕事でもプライベートでも人に接する機会がとても多くなってきた。仕事に関しては大学の講師という職業柄人に接する職業であるため避けることはできない。
私は人に興味はあるが元々は人嫌いである。人に接しすぎると体力を消耗してしまい一人の時間が必要になるからだ。つまり、人疲れしやすい体質なので潜在的に人間に拒否感を抱いてしまっているのだと思う。
一人の時間を十分に取ると元気が出てくる。よく元気がない時に、元気付けようと一生懸命会って励まそうとしてくる人がいる。ありがたいことではある。ただ世の中には「人と過ごすと活力が湧いてくる人間」と「一人で過ごすことで元気を回復する人間」がいることを理解して欲しい。私は後者だ。
ここで勘違いして欲しくないのは、人疲れしやすい体質のことを便宜上人嫌いという言葉を使っているが、人と関わるのは楽しいし、知り合いが増えつながりが広がり、知らない事を知る機会ができることはとても大切にしたいと思っていることである。人嫌いという体質と強い好奇心を持っているとこんなねじれた性格になる。
(プライベートに関しては好奇心を抑えられず自重しなかったせいであるが)一人で過ごす日がほとんど取れず体調を崩すこともある。
私が人と接する事に疲れを感じるのは、気を使いすぎたり、ちょっとした人の仕草や言葉端、態度の変化等に気付きやすく、それらから本音を捉えようとしてしまうところにある。例えば、椅子に座るときに席を一つ開けて座っている人がいたら心理的に距離あるんだな、と察してしまったり、質問に対する返答のパターンを複数考えたり。
相手の行動の意味や目的を常に考えてしまうのだ。例えるならまるで常に将棋で数手先を読もうとしている感覚である。
これは、力の入れ方がよくないのだろう。
人付き合いもスポーツも力の入れ方次第
人付き合いもスノーボード と同じである。不適切な場所の筋肉にばかり力を入れてるから無駄に疲れてしまったり、頑張ってる割に上手くできないという事が起こる。
スノーボード がうまい人は必要な箇所にだけ適切なタイミングで力を入れ、その他の部分は力を抜いて軽やかに滑っていく。
人付き合いに関しても、人を観察しすぎたり、人の行動や態度を気にして気を使ったりすることばかりに偏って力を入れるのではなく、必要な箇所に適切なタイミングで適度な力加減の付き合いができれば疲れを知らずに人と付き合えるのではないかと思った。
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