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キィ
2019年7月5日 22:40
・タカハシマコ『それは私と少女は言った』を読んだ。・群像劇の醍醐味というのは「AさんからはXが見えてたけど、同じ時BさんからはX’が見えていた」だと思うのだけれど、これはそういう群像劇の在り方をコミュニケーション不全に絡めてやってるのが面白かった。いやそういう話はいっぱいあるんだけれど、特筆すべきは「結局何が本当だったのか」が全く分からないところだと思う。普通、群像劇というのは読者が俯瞰した時