【今年出会ったおススメ本とか漫画とかドラマとか】

‐雑誌‐
漫才BRUTUS(2016年11月発売)

個人的には、過去のM1出場者のネタの台本(文字お越ししたもの)が面白かった。仕事の関係で、お笑い(芸人)の方とご縁を頂くようになって、彼(女)らの一瞬のために積み上げる日々の練習や姿勢は、非常に勉強になり、その想いが強かったせいか本企画は非常に面白かった。

‐漫画‐

『さびしすぎてレズ風俗行きましたレポ』(永田カビ)

何をしてもうまくいかない主人公が、実際にレズ風俗に行った実話。裸になっても心は裸になれず、レズ風俗で見つけた今まで気付くことができなかった自分の一面とは。結局、自己肯定がないと裸になっても心は空虚なんだということを、わかりやすく、面白く、なによりリアルに見せてくれる作品。

『あなたのことはそれほど』(いくえみ綾)

多少漫画好きならば知っているいくえみ先生の新作。要は主人公が不倫する話。今年は不倫がたくさん報道されたけれども、不倫というよりは、何のために結婚をするのか、人が変わっていく姿をありありと、痛いくらいに、皮肉たっぷりに教えてくれる女性コミック。まだ4巻までしか出ていないので、是非。

‐テレビドラマ‐

「運命に、似た恋」(NHK)
原田知世さんと斎藤工さん主演ドラマ。脚本は、「ビューテフルライフ」「愛していると言ってくれ」も手掛けた北川悦吏子さん。

(ストーリー)その少女は幼い日、ひとりの少年と再会の誓いを立てた。45歳になった彼女は、バツイチの母親。生きるために、ただ精一杯働く日々だった―原田知世×斎藤工で贈る、大人の純愛物語。(番組HPより抜粋)

発表会見で、北川悦吏子さんが「いつまでたっても恋はいいものねとかいう生ぬるい話じゃありません」とおっしゃっていたのが印象に残っている。カメラワーク、照明の使い方、音楽が良い。春先とかに観てみるとよいかも。

‐書籍‐

『大人問題』(五味太郎)

学校の先生、子育てをされている方にお勧め。世の中が、いかに大人によって大人のために作られているかを絵本作家の五味さんがエッセイ風に書かれている名著。

『夜中にジャムを煮る』(平松洋子)

エッセイスト(食文化や料理)の平松さんが料理や食について書かれている本。スローライフとか提唱している人は、まずこの本を読んでみてはいかがでしょうか。そして、僕も文化鍋を買おうか考えてしまった作品。

『嫌われ松子の一年』(中谷美紀)
映画、『嫌われ松子の一生』で主演を務めた中谷美紀さんによる、中島哲也監督の喧嘩(撮影)の日々を日記で綴った作品。最初から最後まであっという間に読めてしまう本。映画制作をしている端くれとして、「まだまだ自分は妥協しているな」と猛省しながらも、「こんな怒号が飛ぶ現場はいやだ」と思った作品。笑

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