先輩起業家の小話Vol.70 なりゆきの起業
都心で介護サービス事業を展開する先輩起業家の話だ。
「私の起業はなりゆきです。
勤めていた介護施設が売却の憂き目にあい、所長に退職を相談したところ、自分でやってみてはどうか、という話になりました。
介護サービスの利用者は人につきます。
私が現場リーダーだったこともあり、最初から一定数の利用者の方を確保して開設でき、2年経ったいま、職員15名、利用者180名になりました。
周囲には驚かれますが、私に特別な才能があった訳ではありません。
現場を知り、お客さんを知っている業界は起業もやり易い。
そこに尽きると思います」
今携わっている仕事の延長線上にも、
起業という選択肢があるということは忘れずにいてほしい。