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「気位の高いひと」のメリットとは?


気位の高いひとには、どんないいことが起こるのでしょう。
前回では、気位の高いひとは、人間関係の悩みが少なくなる、ということをお話ししました。
では、他には、どんないいことがあるのでしょう。

一番分かりやすくて、よくあることとしては、色々なお店で優遇される、ということでしょうか。
気位の高いひとは、自分に自信があるので、自然に堂々と振る舞うことができます。
すると、お店の人もそれを察知して、それにふさわしい待遇をしてくれるのです。
ただ、そこから、有頂天になって、驕り高ぶった行動に走る人はアウト。
そういう人は、気位の高いひとではなく、ただの思い上がった人
です。

優遇してもらったら、その待遇にふさわしい行為で応えるのが、気位の高いひと。
そうすれば、お店の人も、自分の目は間違っていなかった、と自信を持ち、あなたに親しみを感じ、あなたのためにもっと尽くしてあげたい、と思うようになるのです。

また、気位の高いひとは、例外なく、まず自分から相手に礼儀正しくします。ですから相手も親切にしてくれるのです。
これが、気位の高いひとの、「他者への心遣い」です。
自分は相手に何もしないでおいて、自分だけ相手から良くしてもらおう、という考えは、あさましいものです。
気位の高いひとは、決してそういう考え方はしません。

お店は気位の高いひとに、色々な特別扱いをしてくれますが、気位の高いひとは、自分から特別扱いを要求することはありません。
それはさもしいことだと知っているからです。

特別扱いをしてくれるお店の人の気持ちを嬉しく思うので、気位の高いひとはそれを受け入れますが、常に優遇して欲しいと思っているわけではありません。
お店の側にも色々な事情があるでしょうから、いつも同じサービスが受けられる訳ではありません。

よく行くレストランで、たまたま通された席が、いつもより良くなかった場合でも、慌てず騒がずそのテーブルにつきます。
お世話係のスタッフには、やさしく微笑みかけます。

また、行きつけのお店で、いつもの担当さんが偶然お休みだった場合。
慣れていない若いスタッフがお相手役に出て来て、呑み込みが悪かったり、こちらの要望通りの品物をすぐに出せなかったりしても、そのスタッフに対して、責めるようなことは、一切言いません。
根気良く、こちらの望みを伝え、気持ち良く買い物ができるように、努力するのです。

気位の高いひとは、客がお店を育てるのだ、ということを、良く知っています。
良いサービスをしてもらうためには、お客様の側にもするべきことがあるのです。

あなたも、初めて入ったお店で優遇されて、いいな、と思ったら、定期的に通って、常連客になりましょう。
ますます優遇されるようになるでしょう。
カフェなら週1~2回、レストランなら月1~2回、洋装店やブランドショップなら年3~6回、宝飾店なら年1~2回のペースが、無理なく通えて、お店の人たちとも顔見知りになれる、丁度いい頻度の目安です。

カフェの場合は、予約を取らないところもあるので、不要でしょうが、レストランに行くときは、予約をしましょう。
予約をすることで、こちらの名前も覚えてもらえますし、予約の段階で、「景色の良い席をお願いします」などとリクエストを入れられます。
特に人気のあるお店の場合は、予約を入れるのは、必須です。

そして、気位の高いひととして、あなたが気をつけるべきことを、挙げておきますね。

*予約をしたら、時間はきちんと守る。
どうしても遅れてしまいそうな時は、なるべく早くお店に連絡し、丁重に詫びる。
*お店の人たちとは、どんなに仲良くなったとしても、お客としての立場に甘えず、折り目正しい行動をとる。
言葉遣いは丁寧に、お店の人に対しては、その道のプロフェッショナルとして、またひとりの人間として、尊重している態度をとる。

まとめます。
気位の高いひとのメリットの一つに、「色々なお店で優遇される」ということがあります。それは、気位の高いひとの礼儀正しさや、堂々とした振る舞いや、お店の人に対する心遣いから来ています。
あなたも素敵なお店を見つけたら、定期的に通って、常連客になりましょう。
ただし、自分の振る舞いには、注意して。
優遇されることに甘えないひとは、さらに優遇されるのです


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