見出し画像

帽子について~あなたは普段帽子をかぶりますか?

こんにちは、ぱんだごろごろです。
女性のファッションについて、香水、宝飾品と書いてきましたので、今回は、頭の天辺、帽子についても述べてみようと思います。

帽子は、かぶり慣れておいた方がいい理由

まず、結論から申し上げます。
帽子は、かぶり慣れておいた方がいい。
これに尽きます。

現代日本においては、外出する時に、帽子を欠かさず被る人の方が稀です。
常に帽子をかぶっている人々として、連想するのは、皇室の方々とデパートの受付嬢くらいではないでしょうか。(警察官など、制服に含まれている場合は除く)
ただ、被る人の方が少ないからこそ、いざという時に、さりげなく帽子を使えると、あなたの着こなしの幅が広がりますし、特別感や余裕が出ます。

実はあなたも帽子をかぶっていたはず?

考えてみれば、あなたも幼稚園時代には、毎日帽子をかぶっていたのではないでしょうか?
過去を振り返ってみますと、かく言う私、ぱんだも、中学・高校生時代は、毎日ベレー帽を被って、学校に通っていたものでした。
教室の廊下側の壁には、脱いだベレー帽を掛けておく釘(フック)が、クラスの人数分並んでいたように、記憶しています。

私は愚直な性質ですので、家から学校まで、ずっとベレーをかぶったままでしたが、おしゃれな友人たちは、学校が見えてくると、さっとベレーを取り出して被り、帰りは、学校が見えなくなると、脱いで、鞄にしまうのでした。
昔話はさておき、皆様、まったく帽子に慣れていないわけではない、と言うことを申し上げようとしたのでした。

今、帽子をかぶらない理由

ところが、今は、帽子をかぶらない。
なぜか?

帽子の型によっては、頭が大きく見えて、バランスが悪い。
服との釣り合いが上手く取れない
せっかくのヘアスタイルが壊れる。
こんな所ではないでしょうか?

確かに、皇族の妃殿下たちのように、最初から帽子を被ることを想定して、衣裳を作ったり女優さん達のように、スタイリストが付いていて、ヘアメイクの人たちも傍にいる、という状態でない私たちにとっては、帽子はちょっと難しいアイテムです。
そこで、まずは、易しいものから、慣れて行きましょう。

似合う帽子の選び方は?

日常的に使いやすいものとしては、いわゆる普通の帽子型をしたキャノティエと、ブルトンでしょうか。
スーツや、ジャケットとワンピースのアンサンブルなど、フォーマルではないけれど、他所の家を訪問したり、会食や観劇に出掛けるなど、きちんとした装いの時に似合います。

前髪を見せるか、眉ぎりぎりまで、つばを下げてしまうか、など、お一人お一人によって、似合うかぶり方は違います。
一番手っ取り早い、帽子選びの方法は、あなたによく似合うお洋服を着て、デパートの帽子売り場へ行き、目に付いた帽子を片端から、実際に被ってみることです。

店員さんの意見も聞きながら、一番あなたの姿かたちを引き立てる帽子を選びましょう。
重要なのは、全身のバランスを見ること。
上手くかぶれた、と思ったら、必ず全身の映る姿見でチェックすることです。

帽子をかぶるコツ

コツは、堂々とかぶること。
恥ずかしがってかぶると、帽子は、途端にコスチュームになってしまいます。
「さあ、私を見て」と言うくらいの気概を持って、攻めの気持ちで行きましょう。

冬は防寒のため、という理由を付けられるので、恥ずかしがり屋の人は、ふわふわやわらかい材質のベレー帽を選んでみてはいかがでしょうか?
夏は、強い日射しを遮るため、という理由で、麦わら帽子を被る、絶好の季節です。

とにかく慣れることです。
最初は、いつも見慣れた自分の顔とは違う、へんな気がするかもしれませんが、段々慣れてきますから、大丈夫。
初心者のうちは、ベレー帽と麦わら帽子から始めて、だんだんとキャノティエやブルトン、クローシェと、幅を広げて行きましょう。

オリヴァ夫人の帽子

最後に、私が今現在のロールモデルとしているオリヴァ夫人(アガサ・クリスティ作品に出て来る推理小説作家)が持っている帽子について、お話ししましょう。
「象は忘れない」の冒頭、著名な女流作家たちが集まる昼食会に出席するために、オリヴァ夫人は、帽子をかぶろうとしています。
オリヴァ夫人は、帽子を四つ持っています。

①結婚式用。鳥の羽で出来ている。
②夏の土曜日の昼下がりの結婚式用。花飾りと絹モスリン、ミモザをあしらった黄色いチュールがついている。
③一般用。焦茶色のフェルトで出来ている。ツィードの服やカシミアのセーターにぴったり。つばを上げ下げすれば、何にでも合う
④ ターバン型。濃淡さまざまなパステルカラーのビロードを重ねてあって、何にでも似合う。一番高価で、とほうもなく長持ちする、という利点あり。

*「象は忘れない」アガサ・クリスティ 中村能三訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(早川書房)

まとめます。


お出掛けする時に、帽子をかぶってみませんか?
あなたも幼稚園時代や中学・高校生時代には、帽子をかぶっていたことがあるはず。
まずは、慣れている、ベレー帽や麦わら帽子から始めましょう。
キャノティエやブルトン、クローシェなど、どんどんかぶって、お気に入りを探して下さいね。
何よりも堂々とかぶることがコツです。
オリヴァ夫人の帽子コレクションも参考にしてみて下さい。













サポート頂ければ光栄です!記事を充実させるための活動費, 書籍代や取材のための交通費として使いたいと思います。