見出し画像

「気位の高いひと」に一番似ているのは、「気高い人」です。*ただし、注意点があります。

「気位の高いひと」は、外からは、「気品のある人」「気高い人」に見えます。

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、ちょっと気付いたことがありましたので、皆様にご報告します。
それは、「気位の高いひと」を、外から見ると、「気品のある人」「気高い人」に見える、ということです。

「気位」というのは、心の中に持つものですから、他人の目には見えません。
そのため、私は今まで、「気位」を高く持つようになると、立ち居振る舞いに自信が滲み出て、それを感じ取った周囲の人々から、特別扱いをされるようになる、とお話ししてきました。

今回、知人との会話から、周囲の人は、あなたのことを、「気高い人」「気品のある人」と評価している、周囲の人には、「気位の高いひと」は、そのように見えている、ということがわかりました。

このこと自体は良いことなのですが、注意しなければならないことがあります。
そのことについては、後ほどお話ししますね。

私は、今まで皆様に、「気位」を高く持って、他人に振り回されることなく、自分で自分の人生をコントロール出来る生き方をしましょう、とお話ししてきました。
それが、人間にとって、最も幸福な生き方だから、です。

私のこの考えの根底には、大学卒業時に、恩師から贈られた言葉があります。


それは、「教養とは、いかなる時でも、いかなる境遇にあっても、自分で自分の生き方を決めることの出来る力のことを言う」と。

人生を他人任せにしてはいけない、常に、自分が決め、自分が責任を持ちなさい、ということです。

自分が誠実に努力し、何事においても、他人のせいにすることなく、自分で責任を負っていると、そこに自分を大切にする「自尊心」が生まれます。
自分を尊重し、同じように周囲の他人をも尊重できるようになると、あなたの心の中に、「気位」が生まれるわけです。

あなたに「気位」が備わると、周りのあなたを見る目が変わって来ます。
それは、あなたの持つ自信が、落ち着いた態度となって、現れるから
です。
どんな場所へ行っても、あなたは自分に対する信頼がありますから、にこやかな礼儀正しい、いつもの態度を取ることができます。
すると、それが、周囲の他人の目には、余裕のある態度に見え、上品で感じが良い人、として映るのです。

注意しなければならないこと。

先ほど、注意しなければならないことがある、と書きました。
それは、「気高い人」「気品のある人」に見られたい、という欲が出てきてしまうと、あなたの「気位」は下がってしまう、ということです。
他人からの評価を軸にしてしまうと、「自分で自分の人生をコントロールする」という、一番の目的が揺らいでしまうのです。

本来の「気位の高いひと」の姿とは、他人の評価など一切気にしないで生きていながら、他人からは尊重され、特別な扱いをされる、というものです。
それは、「気位の高いひと」が、自分自身と同じように他人のことも尊重しているから、そうなるのです。

「気位の高いひと」は、他人を非難したり、批判したりすることは滅多にありません。
大抵のことは心の中にとどめておいて、接するのが苦になるような相手からは、さりげなく、離れて行きます。
これは、どんな嫌な相手にも、それぞれの事情があるのだから、嫌だからと言って、他人を難詰する権利は自分にはない、だったら物理的に距離を置くことで、解決を図ろう、とする、「気位の高いひと」の知恵なのです。

そもそも、「嫌な人」というのも、「その人を嫌だと思う自分」を嫌だ、と思っているのに過ぎないのです。
その人自体は、ただの他人という存在です。
その人を、自分がどう思っているか、が、「気位の高いひと」にとっては、本質的な問題なのです。

気位の高いひと」は、他人からの評価には、重きを置きません。
それがどんなにいい加減で、ちょっとした風向きで180度変わってしまうようなものかを、よく知っているからです。
噂話や、根拠のない言いがかりによって、どれ程の風評被害が出るものか、また、一度は糾弾されながらも、しばらく経てば、元の地位に戻って来るような人々が、どれほど多くいるものか、世間を見ていれば、よくわかるからです。

「気位の高いひと」にとって、判断の基準は、「自分で自分に恥じない行いをしているかどうか」です。
そのため、「気位の高いひと」は、他者からの承認を必要としません。承認欲求はないのです。
自分の価値は、自分でわかっているのだから、それで十分では、と思っています。

まとめます。

今回、私が知人との会話から知ったように、「気位の高いひと」である皆様が、世間一般からは、「気品のある人」「気高い人」と評価されている、というのは、大変に良いことです。どうぞ、そのことを誇りに思って下さい。
ただし、そう思われたい、見られたい、という意識が強くなってしまうと、あなたは、偽者の「気位の高いひと」になってしまいます。
どうぞ、心の中の「気位」を大切にして、自分自身の人生を歩んで行って下さいね。

サポート頂ければ光栄です!記事を充実させるための活動費, 書籍代や取材のための交通費として使いたいと思います。