【遊学】6月11日〜14日(タンジェ)
このままスペイン〜ポルトガルと旅を続けようかとも考えたが、シェンゲン域内滞在期限とその後の予定がどうにもうまく合わず、せっかくなのでジブラルタル海峡を越えてアフリカ大陸まで寄り道をしてみることに。
とはいえ、この後の予定的にも15日にはスペインに戻らねばならないので、そんなに色々と回れるわけではないのだが、、、
とりあえず、モロッコはタンジェに基本的には滞在しながら、久しぶりのバックパック旅行の疲れを癒しつつ、この後の旅程の詳細を決めていくのがこの数日の目的である。
◯6月11日
この日は早朝にグラナダを出発して、アルヘシラスへ鉄道で行き、さらにそこから対岸のモロッコへとフェリーで向かった。途中オンラインで購入したフェリーのチケットの日付が違ったりとトラブルもあったが、大らかなスペイン人に取ってはそれは些細なこと。チケットを変えてくれて無事にタンジェへ。
僕は事前に色々と調べていたつもりだったのだが、久しぶりの調べ作業でどうやら勘所を間違えたようで、タンジェの港から宿まで手痛い出費をくらった。
というのも、タンジェには旧市街に近い港と、そこから車で1時間弱の新港とあり、僕は後者に降りた。事前の調べでは市バスが出ていると聞いていたのだが、これがどこを探しても見つからず、更にはSIMカードも買えず調べようもなかった。
半ば強引にタクシーのうんちゃんに引きづられ、自分の持っていた現金€30を中々に酷いレートで交換され、有金全部を使って宿のある旧市街まで連れて行ってもらった、、、
憔悴しきったこの日は、生活環境を整えるほかは、近くの高台から海を見たり、宿の屋上から夜景を見たりして過ごした。
◯6月12日
この日は少し元気も戻り、タンジェ市内を散策。タンジェの街は大きく二つに分類され、オールドメディナと呼ばれる旧市街とその周りを取り囲む新市街である。
まずは宿の位置する旧市街から散策。旧市街そのものは決して広いわけではないが、道がだいぶ入り組んでいたり、地図にない道があったりと大変よく迷う。その上、一部のモロッコ人の客引きやダル絡みは結構ウザい。笑
旧市街の探索を終えた後はせっかくなのでビーチへ。と言っても泳ぐ気などはなく、椅子も有料だったのでそんな長居もせずに他のところへ行ってしまったわけだが。
タンジェの新市街はショッピングモールがいくつかあったり、露店が立ち並んでいたりと、どこか東南アジアを感じさせるような街並みで思ったよりも発展していた印象。
夜は旧市街に戻ってモロッコ料理のタジン鍋をいただく。僕はChez Hassanという宿の人に紹介してもらった店をいたく気に入り、滞在中ずっと夜はここへ行っていた。安くて量もあり、味は絶品。この度で食べてきたものの中でもトップクラスに美味しい。
◯6月13日〜14日
昨日でタンジェの街をあらかた見尽くした感じもあり、どこか別の街に移動しようかとも考えたが気力が湧かず、ズルズルダラダラと旅程を考えながら過ごす。
モロッコの人たちはお茶を大切にする文化があるようで、一日中カフェに座ってお茶を飲みながらおしゃべりをしているおじさんなんかもチラホラと見かける。せっかくなので僕もひと席使わせていただいて、、、
そしてモロッコには猫がいっぱい!イスラム教圏で猫を大切にする文化も関係しているだろうが、猫が町中にいる。しかしこれはアレルギー持ちにはなかなかキツイものがあり、あんなに可愛いのに満足に遊べない。
※野良猫は狂犬病を持っている可能性があるので、むやみやたらに触ったりしないでください。数年前にモロッコで野良猫に噛まれた英人男性が狂犬病でなくなっているそうです。噛まれた場合はすぐに病院へ行きましょう。
僕が泊まっていた宿には生後4ヶ月のジミーくんという子猫がおり、遊びたい盛りで人馴れしている彼は僕のアレルギーなどお構いなしに暇になったらやってくる。かわいいんだけど!!
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