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ゆとりさとり世代として僕なりに管理者に物申します#3「目標について(2/2)」

今回はトップダウンな目標はやめにして、別の方法で意識を高める方法を提案します。
前回の記事を読まれていない方は先にこちらをご覧ください。


さて、僕はまだまだ未熟者なので、いつものように予め断っておきます。
「あくまで一個人の意見ですので、さらっと読み流していただければ幸いです。」

とはいえ何の根拠もない個人の意見だと、本当に何の意味も価値もない落書きで終わってしまいますので、ある程度実体験に基づいたものだと言うことを最初にお伝えしておきます。

僕は大学時代に学校に通いながら飲食店(某有名FC)の店長として働いていました。ふた月に1回ぐらいのペースで各メンバーとの個人面談を行い、個人目標の設定や悩み相談、プライベートな話までざっくばらんに話をするようにしていました。今回の提案はここで培った知見と、その後大学を卒業してIT業界さとりサラリーマンとして過ごした数年の経験に基づくものです。(今も一端のサトリーマンです)



ここから本題に入ります。

いきなりですが、全体目標(売上目標など)は経営者や管理者の方々の目標であって、それをそのまま僕らに課すようなやり方はやめた方がいいです。数字を意識させるために伝えるのはいいですが、そこを目標に行動させても最大限の能力を発揮できません。
全体目標を細分化したりKPIを設けて各メンバーに割り振るのはまだ良いですが、少なくとも指名制ではなく提案制にした方がいいです。いきなり「これが目標」と出されても、やりませんよ。割り振ったのがあなたであれば、その時点ではあなたの目標でしかありません。目標は自分自身で課さないと意味がありません。


自分が管理者だとした場合、部下として一番有り難い存在は、目標をあえて与えなくてもこちらの思ったように勝手に目指すところに向かって最大限の能力を発揮してくれる部下です。

まさかそんな奴いないよ、なんて思ってませんよね。

いるんです。というよりも作るんです。作り方は簡単です。面談を頻繁に行うだけです。ただし目標とかスキルとかそんな話は1割くらいで良いです。飲み会とか友達や家族とするような話が9割くらいで丁度いいと思います。趣味とか好きな映画とか「昨日食べた?」とかでも構いません。

最終的にはプライベートな話まで自然と話せるようにしてあげてください。
(コンプラの問題とかもありますので、人によっては自発的に発言するようになるのを待ってください。)
その人の夢や悩みまで聞けるようになれば完璧です。

そこまで行けば、次は自分の夢や悩みを話してください。(愚痴やめんどくさい話にならないように注意は必要です)


これだけです。あとは自分の目標を達成するために自分が頑張ればいいだけです。夢や悩みを共有している部下は必ずあなたを助けてくれます。いつの間にか勝手に自分の目標と同じところを目指してくれるようになります。


上記のように、まずはコミュニケーションをとって社員の働きやすい環境を作ってあげてやる気にさせる、というやり方はよくあります。本来このやり方がちゃんと成功していれば、個人ごとの売上目標みたいなものはなくても問題ないと思うんです。そして数字で縛られる働きにくい職場環境ともおさらばです。

しかし僕らはそんな簡単に本心を口にしないので注意が必要です。それっぽい回答をしても、口から出した言葉は少なからず暗号化しています。なので頻繁に行う必要があります。もちろん面談じゃなくても全然OKです。飲み会や雑談でOKです。僕らからするとそういうコミュニケーションを取ってくれる上司は信頼できます。上部だけのコミュニケーションでなんとなくその場の雰囲気だけ良い感じにしている上司には暗号鍵を渡したりしません。


最後にまとめます。
「目標」とは自分が自分のために掲げるものです。他人から与えられた目標はその時点で「重荷」に変わります。
しかし「目標」は、自分が相手のことを知ったり、相手が自分のことを知るうちに無意識に共有されます。無意識の中から生まれた「目標」は自分で作り出した「目標」として意識されます。

こんな感じの僕なりの「目標」は、いかがでしょうか?



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