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僕なりのDX

今回は僕なりの「DX(Dijital Transformaition)」についてまとめます。

DXとは

近年の急速なデジタル化とこのコロナ禍でよく耳にするようになった言葉ですが、まずは知らない人のために、概要はこんな感じです。

経済産業省によると

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

Wikipediaによると

ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。

超ざっくりと言うと、「デジタルじゃないものをデジタル化して便利にしよう」って感じです。なのでこの言葉自体知らなくても、すでに実践できている企業や個人は多いと思います。さらにはコロナ禍で無理やりにでもやらざるを得ない世の中となりました。

もう少しかいつまんで企業向けにまとめると、単なるデジタル化はDXを実施するためのプロセスに過ぎず、それによりサービスやビジネスモデルの変革などを行い、結果として企業の存在価値を高めることができて初めてDXとなります。

またDXのX(Trans)には、クロス(Cross)させると言う意味もあり、デジタルを業務や生活の中に完全に落とし込み、当たり前のようにごく自然に(歯を磨くくらいの感覚で)デジタルを利用できるようにならなければいけないと思っています。


企業におけるDXの現状

前述した通り、このコロナ禍で急いでDXに取り組む企業は増えてきました。2020年にようやくDXを考え始めた企業の多くは大方こんな感じだと思います。
・会議をリモートで行うようになった
・営業をリモートで行うようになった
・社内のコミュニケーションツールとしてチャットを使うようになった 
→デジタルを活用してテレワークができるようになった!

このように「テレワークができる環境を作った」=DXだ!と謳っている「なんちゃってDX企業」が多そうでげんなりします。もちろんこれらの改革は現在の状況に対応した、れっきとしたDXであることに間違いはありません。ただしこれも一つのプロセスに過ぎず、完全にDigitalをTransしたとは到底言えません。(これは2019年以前からDXに取り組んでいる場合でも同じです。)

大事なのはそのプロセスにより仕組みを変えて、それを企業特有のモノとクロスさせてオリジナルを生み出し、企業として発展するところまでやらなければいけません。その企業にしかできないことを実施して、初めてDXと呼べると僕は思います。周りがやっていることを取り入れた模倣的な改革はDXではありません。


人まで落とし込んでDX

その企業にしかできないDXを実現させるためには、その仕組みを作るヒトを育てなければいけません。当たり前のようにデジタルを活用できるようになる必要があると前述しましたが、これは世代も部署も関係なく全社員がそうなるべきだと思っています。とは言っても得意不得意があるので、これは簡単なことではありません。ですので少なくとも全員が意識や好奇心さえ持てればいいと思います。

今や色んなWebサービスが毎日のように出てきています。そんな中からいいサービスを見つけ出してくる人や、そのサービスをうまく活用できる人(いわゆる「情強」な人)っていつも限られてますよね。でもそれじゃダメで、全社員がそうなるべきだと思うんです。デジタルが身近になった今、DXは誰でも起こせるんです。


僕なりのDX

まとめになりますが、DXはデジタル化によってサービスや業務を変革させるだけでなく、その企業にしか実現することのできない変化や成果を、デジタルとの融合によって生み出すことだと思います。

そしてそんなようなことを社員一人一人が起こせるようになれば、それがDXだ、と僕なりに思います。


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