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鬼滅と気学

今回はPR記事と同時投稿です。
気学グッズがついに出来上がりました。
よろしければこちらもご覧くださいませ。

改めまして皆さんこんにちは。気学Style!西島です。

上の記事でもお知らせいたしましたが、気学グッズ類が予定通り無事に出来上がってまいりました。

気学を学びこれらを必要としてくださるみなさま、そして原稿制作の間支えていただいた家族の面々には心から感謝いたしております。

来年の気学手帳は、来年の星:六白金星、十二支:丑 …にちなみ、ゴールドのテイストの中に丑のモチーフを置くという形にいたしました。
着実に歩み始めた変化とそれに対して本気で向き合う2021年、いのちの炎燃える一年にして行きたいところです。

さて、気学手帳のお話はこの辺りにいたしまして、今回は最近の流行のものをみましたのでそちらについて書いてみようと思います。

鬼滅の刃

かねてよりこの作品のタイトルは耳にいたしておりました。
週刊少年ジャンプに連載していったものだと聞いておりますが、この雑誌の連載にしては珍しく人気が絶頂のうちに、人気にかまけてお話を引き伸ばすことなく、潔く物語を締めくくったということでも少し話題になっていたかと思います。

最近はコンビニや様々な商品とタイアップして、この漫画のキャラクターをあちこちで見るようになりました。主題歌も人気があるようですし、最近公開された映画もかなり好成績のようですね。

そんな「鬼滅の刃」ですが、テレビアニメシリーズがネットフリックスで配信されておりましたので、ようやく私も「今時の話題の作品」を鑑賞するにいたりました。

原作も読んでおらず、アニメ配信の最初の数話を見たという程度ですが面白い作品だと思います。

そんな「鬼滅の刃」、ほんの少し触れただけですが物語以上に気学的な観点からとても面白く感じましたのでその部分をシェアしてみようと思います。

十二支疑惑

まずこの物語、主人公は竈門炭治郎(かまど たんじろう)ですが、彼の妹も主人公のサブ的な位置づけにいるように思えます。

その名前が「竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)」です。

「ねずこ」という特徴的な名前、これだけでは特にどうということもない、「変わった名前」で終わってしまいます。

が、(私の見る中ではまだ出てきていませんが)「嘴平伊之助(はしびら いのすけ)」という、猪の頭の被り物をしている登場人物がいます。
特徴的な、「キャラの立った」キャラクターですので、

「猪の頭の変なキャラが描かれている」

というものを目にされた方も多いでしょう。

この二人のキャラを見比べますと、

「ねずこ」はネズミで、「いのすけ」はイノシシ…と想起しますと、

あれ、これは十二支が絡んでいるのかしら?

と思ってしまうわけです。
今私の見ている部分ではまだ登場人物も多くはないのでどうなるかはわかりませんが、少し気になるところです。
わざわざ「ねずこ」という、家族の中でこの人だけニュアンスの違う名前にしているわけですから、キャラクターの作成時にどこか十二支を意図していた(あるいは、しようとしていた)ところはあるのではないのかと感じてしまうわけです。

一白水星疑惑

十二支については今後出てくる登場人物を見てゆく必要がありますが、もう一つ、鑑賞していて一白水星を感じてなりません。

主人公グループ、これはすなわち炭治郎と禰󠄀豆子です。

炭治郎は、行きがかり上「鬼殺隊」という、鬼を退治する組織に入ります。
この組織に入る前に剣術の修行をして様々な技を身につけてゆきます。
この技を見ていますと、技の名前もそうなのですが、技を使うときの演出効果において炭治郎の振るう剣に水流の演出が入ります。

炭治郎の用いる技に表現される水、そして禰󠄀豆子の名前を考えた場合、
この主人公はまさに一白水星だとしか思えなくなってくるわけです。

一白水星は文字通り水の星ですが、遁甲盤で見た場合、一白水星の本拠地である北には十二支の「子」が配置されています。
下の図をご覧ください。

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一白水星は「子」をそのうちに持つ、あるいは背負う星なのです。
そういう視点で、水流の技を扱う炭治郎が禰󠄀豆子とともに物語を歩む姿、あるいは炭治郎が禰󠄀豆子を背負う姿を見ておりますと、完全にこれは「一白水星の状況」としか見えなくなってくるのです。

また、これは極付ですが、「鬼殺隊」に入る際に炭治郎は自身の刀を与えられます。炭治郎がその刀を抜いて見せると、その刃が黒色に変色します。

そう。一白水星のテーマカラーはグレー、白、そして黒なのです。

ですから主人公の二人を見ていますと、

これは一白水星のお話でしょうか?

と思えて仕方がないのです。
もちろんこれも物語の序の口しか見ていない上でのお話ではございますが、とても気になるところです。

作者の星と一白水星

物語、登場人物のお話はひとまずここまでにいたします。
そしてここで作者にスポットを当ててみたいと思います。

この作品の作者は「吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)」さんとおっしゃるそうです。
もちろんペンネームですが、聞くところによりますと女性だそうです。
注目したいのはこの方の星です。

ウィキペディアによりますと、この方の生年月日は1989年5月5日。

…ということですと、この方の本命星は「二黒土星」ということになってまいります。

九星気学、あるいは易の学びを進めておられる方は、ひょっとしたらここでぴんとこられたかもしれません。

…二黒土星の作者と、一白水星の主人公グループ。

この関係性、とても興味深いところです。

先天と後天

上で示しました盤面は九星気学のものですが、九星気学の前進である易もこうした盤面のようなものを持っております。

これを「先天定位」といい、上の盤面とは星の配置が異なるものになります。実際に見ていただくとわかりやすいでしょう。

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上の図の向かって左が「先天定位」。
易の視点での盤面になります。

九星気学の基本盤面と見比べると星の配置が違います。

そして、よくみてまいりますと、九星気学の盤面、すなわち「後天定位」で一白水星のいる場所は盤面向かって一番手前ですが、「先天定位」で同じ位置を見た場合、そこに二黒土星がいることに気づきます。

これは、

・一白水星は二黒土星土星にルーツがある
・一白水星は二黒土星土星より生まれている

という関係性を示します。

ここまでお読みになられてお気づきになられますでしょうか。

作者、「吾峠 呼世晴」氏は「二黒土星」です。

その作品、「鬼滅の刃」の主人公、すなわち物語の主軸は(おそらく)「一白水星」です。

「二黒土星の作者が一白水星の特徴を持つ主人公を描いている(産んでいる)」

という関係性。

気学的に見て、非常に胸が熱くなる関係性です。

そしてもう一歩

「鬼滅の刃」という作品。漫画として連鎖が始まったのは、週刊少年ジャンプ2016年の11号(3月28日発売)だそうです。

2016年は、二黒土星が盤面の中央にくる年。
その年の3月は、一白水星が盤面の中央にくる月。

二黒土星の年の一白水星の月にこの漫画がスタートしたというわけです。

「鬼滅の刃」における二黒土星と一白水星という星の関係性、連載開始のタイミングでも絡んできているというわけです。

この一致の不思議さ。
改めて興味深く感じます。
大ヒットした「鬼滅の刃」はしかるべきタイミングで世に出たというふうに考えることができるかもしれません。

こうした状況を見ておりますと、なんとも言えない感慨深さがございます。

点と点を繋ぐ

今回の「鬼滅の刃」の一件では、とても興味深い現象が垣間見えたのではないかと思います。

このケースだけで何か法則的な結論を出すのは拙速に過ぎるでしょう。
ですが、こうしてさまざまな現象とそれに関連する事象に気づき、発見してゆくことで点と点がつながり、新しい何かが見えてくる可能性は大いにあります。

九星気学や易といったものは、期限を遡れば文字通り「中国4000年」はくだらない大昔のものです。

その叡智を懸命に吸収してゆくことはもちろん大事です。
が、気学にしましても易にしましても古代から現代に一貫してその法則を貫くものでもあります。

古きに学ぶことも重要ですが、新しい事象にふれて、その中から新たな気づきや発見を得てゆくのもとても大事であり、同時に新しい発見の興奮を与えてくれるものにもなりえます。

今回の「鬼滅の刃」については改めてそうしたことを感じさせられました。
気学・易を学んでいる皆様におかれましても、是非いろんなものに触れていろんな気づき・体験をされていただけましたらと存じます。

私自身も改めて「イマドキ」のものを敬遠することなく、よくよく学んで触れながら、様々な発見・気づきを増やして行きたいと思います。


次回の投稿は10月30日です。




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