幸福は口福から
みなさんこんにちは。気学Style!西島です。
ついに緊急事態宣言の適用範囲が全国になりました。
家の中にいる機会が多くなりますと、あまりお付き合いの無かったテレビも少し活躍の場を得たように思います。
ところでテレビを見ていますと、もっぱら流れてきますのがコロナウイルス関連の話題です。
ワイドショーなどを見ていてましても、危機感を煽ってこれまでのような活動を自粛する意図もあるのだとは思いますが、
〜〜みたいなことをしていてはいけない。
〜〜のような問題がある。
〜〜で感染者(死亡者)が何人増えた。
というトーンの話が多いように思えます。
また、私の携帯にはNHKのニュースアプリが入っているのですが、この通知がここ最近は頻繁で、体感で9割がたは
○○県で新たに感染者を○人確認、○人死亡
のような感じになっています。
こうしたテレビやニュースなどを見ていますと、いつのまにか眉をひそめてへの字口になっている自分に気づきます。
なんといいますか、こういう感じ、変えたいですね。
七赤金星
今日は七赤金星に登場してもらって、この状況への考え方を見て行きたいと思います。
まずは簡単に七赤金星のプロフィールから見て行きましょう。
七赤金星は西に位置する星です。
そして太陽の沈む頃合いの時間を担当する星でもあります。これは別の見方をすれば、仕事が終わったそのあとの時間の担当であるとも言えます。
そういう部分から、
七赤金星はアフターファイブ担当の星
といいますと分かりやすいかもしれません。
同じ「金星」仲間の六白金星が仕事の喜びを担当するのに対して、
七赤金星は仕事以外の喜びごと・楽しみごと全般…例えば「趣味の芸術活動」や「楽しい飲み会」などを担当します。
そして「金星」とつきますので、もちろん経済・お金にも深く関わります。
ちなみにまた六白金星を引き合いに出しますと、六白金星が仕事での収入を担当する星であるに対して、
七赤金星は仕事以外の部分での(主に現金)収入を担当します
たとえば、「宝くじが当たる」「衣替えで冬服を出したらコートのポケットに一万円入っていた!」などといった嬉しい現金収入がその代表格です。
また、七赤金星は民間の経済を司っていたりもします。
沢(水たまり)の水
そんな七赤金星、吉方取りなどでは人気の高い星のように感じます。
吉方取りとはその星の協力を得るためのアクションなのですが、
七赤金星を吉方で取るとわかりやすく
「嬉しい臨時収入が入ってくる・喜びごとがある」
ということになりますから、その人気も頷けると思います。
ですが、「喜び」・あるいはもっと端的に「お金が入ってくる」などという性質が華やかなため、大事な七赤金星の性質が見落とされがちななところもありす。
それは九星気学、あるいは易において、七赤金星の性質・本質を「沢」とするところに依ります。
「沢」といえば、日本人的にはなんとなく「川のせせらぎ」をイメージしてしまいます。
ですが、易・九星気学的には「沢」を池・湖など、「水たまり」の概念をもつ言葉として見てゆきます。
七赤金星はこの後者の方の「沢」の水なのです。
そして沢の水は文字通り水たまり。流れがありません。
動かない水は放っておくと腐ってしまうのです。
これが注意したい大事なポイントです。
折角、七赤金星という沢に「喜び」という名前の水たまったとしても、そのまま放っておくとがダメになってしまうというわけです。
喜びを回す
それでは、沢の水を腐らせないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
一番簡単な方法は、その水を汲み出して使うことでしょう。
「水を使ってしまったら、なくなるんじゃないかしら?」
…と思われるかもしれません。
ですが、七赤金星の「沢」は物理的な水たまりではありません。
水を汲んだからといってそれで終わりにはなりませんし、そこが面白いところでもあります。
そして、沢の喜びの水をくみ出して使う、即ち「喜びを回す」こと。
これこそが七赤金星(=喜び・お金)と上手に付き合う秘訣なのです。
もう少しわかりやすく、「喜び」を「お金」に置き換えて
『七赤金星的「喜びを回す」こととはどういうことか、そしてそれを行うとどうなるか』
というストーリーを見てみましょう。
* 100円持っていて、ジュースを1本買ったとします。
自分一人で飲むのではなく、お友達とふたりで「美味しいね」と分け合って飲んで楽しみました。
そのあと、お家へ帰ると滅多にこない田舎のおばあちゃんがやってきていて、500円のお小遣いをくれました。
翌日、その500円でお菓子を買ってお友達2人と一緒に分け合い楽しく盛り上がりました。
みんなと遊んだあと、家に帰って昔の漫画を読み直していると、読んでいた本のページの間から1000円分もの図書カードが出てきました。
さらに翌日、その図書カードで漫画雑誌を買ってみんなで回し読みしてとても盛り上がりました。
その帰り道、海外出張から帰ってきた伯父さんとばったり出会い、年初に会えなかった分のお年玉としてお小遣いを…
この流れ、伝わりますでしょうか。
お金(喜び)を回すたびに、よりお金(喜び)が大きくなって帰ってくる形です。
喜びの水を使うと、宇宙は
「もっとよろこんでよ!」
とばかりに、もっと大きな喜びの水を次に用意してくれるのです。
ことば
喜びには、その言葉がつきものです。
・おいしいね
・しあわせだね
・うれしいね
・ありがたいね
七赤金星は喜びの星。
ですから、もちろんこうした言葉はとても大事です。
先の話をもう少し広げて考えますと、物理的なもの・お金を回すまでもなくこうした喜びの言葉を回すことで、より喜びの言葉が出やすくなってくる環境が出来上がるとも考えられるでしょう。
そしてそんな言葉を発する口もまた七赤金星の担当です。
しかも、喜び担当の七赤金星が担当している部分ですので、
口は喜びをアウトプットすべし
というのがモットーになるわけです。
昔から、「人の悪口を言うと口内炎ができる」的なニュアンスの戒めがありますが、これは七赤金星的にも真理なのです。
(悪い言葉はモットーに反しますので、七赤金星を損なう=口を損なうことになるわけです)
「口福」
七赤金星について、いろんな側面を見てまいりました。
ここまで見てきたもの全て、七赤金星の一部です。
逆に言いますと、ここまで見てきたものは全て七赤金星を通じて繋がっているとも言えます。
ここまでのお話、ポイントはこんな感じかと思います。
・七赤金星は喜びを担当します
・七赤金星はお金(民間経済)も担当します
・喜びは溜め込んでおくだけではもったいないです
・喜びを回すほど、より大きな喜びが巡ってきます
・七赤金星は口を担当します。(言葉は大事です。)
これら全てつながっていると考えますと、
口がよいこと(喜び)をシェアしていれば、喜びもお金もはいってきて、
喜びの言葉も喜びももっとシェアできるようになる。
そしてその流れはどんどん大きくなってゆく。
と言えるでしょう。
特に七赤金星がご自身の本命星などで自分に関わる方は、「うれしいね」「たのしいね」と言っておけば人生なんとかなるという部分すらあります。
喜び、あるいは幸せを招くには、昔からも言われている通り、まさに
「口から出る言葉は素敵な言葉を使うこと」
これにつきるのです。
「口福」という言葉、無理に当て字で使ってしまいましたが、さしあたって言うならこんなニュアンスでしょうか。
口から出る言葉に福があれば、本当の福が巡ってくる
そして改めて、これが七赤金星が私達に示してくれる幸せへの道筋の一つなのです。
「口福」から幸福へ
物事には、「逆もまた真なり」というものがあります。
先に述べたことについてもやはり同じことが言えます。
今の世の中にあって、どういった言葉が溢れているでしょうか。
素敵な言葉は幸せを招きますが、一方でそうでない言葉は幸せを遠ざけてしまいます。
七赤金星がお金、ひいては民間経済担当の星だということを思い起こしてみてください。言葉との関係性を思えば、「世間に溢れてほしい言葉とは」・「世間に溢れさせたい言葉とは」が見えてくると思います。
そしてもっと言うならば今年・2020年の年盤において、中央にいるのが七赤金星です。
年盤の中央にいるということは、その年の幸せの鍵がその星であるということ。
つまり、
七赤金星のような生き方をお手本にすること
= 喜びの言葉とともに、みんなで喜びを分かち合うこと
これこそが今年の幸せの鍵なのです。
現状の把握と対策のために情報を入手することは大切なのですが、そのためにニュース・ワイドショーなどを見ていると、いつの間にか自分もそれらに影響されて同じようなネガティブなトーンで言葉を発しかけてしまうことも多々有ります。
もし、何そういったものにつられてネガティブな言葉を発しそうな気分になったら、そこで一旦気分を切り替えて何か楽しめること・楽しい言葉が出てきそうなことをしてみないと…と最近改めて思います。
家の中でできる楽しいこと・面白いこと、どんなことがあるでしょうか。
そうしたことを考えてみるだけでても、何かワクワクするような気がいたします。
そしてそうした感覚を基に、外出もままならない昨今ですが、人と言葉をかわす際は楽しい言葉をたくさん使って行きたいと思います。
そういえば、イザワオフィスさんが「志村けんのだいじょうぶだぁ」をYouTubeで無料で公開しているようですね。
しかも広告収入は全部寄付するとか。
時には志村けんをみて笑い転げて
「楽しかったなぁ!」
と言いあってみるのもいいかもしれません。
志村けん、すごいなぁ。
次回は4月24日更新です
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