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夕食時間が21時。なのになぜスペイン人は太らないのか?

スペインの夕食時間は21時。

詳しく言えば、21時から。22時以降なんて家もある。
なんなら23時からレストランに予約入れて…という人もいる。

夜遅い時間に食べると太る

スペインに来るまでは、全世界の常識的な認識だと思っていた。

日本では、農林水産省も「夜遅い食事は肥満を招く」と言っている。

毎日21時以降に夕飯をとっているスペイン人だが。肥満だ、これは大変だ。というほど太っている人はそんなにいない。

なぜか。

それは。スペイン人の夕食とは、日本でいう「ダイエットに励むOLさんのランチ」みたいなメニューだからだ。

日本人脳で「夕飯」と聞くと、1日のメインディッシュ。肉も野菜も、寿司も揚げ物もなんでも来い!なイメージだけれども、スペインは違う。

1日のメインディッシュは、昼食。

2時間かけて、どっぷり食す。そして、18時に軽食。ここで小腹を満たしておく。

1日の締めくくりとなる夕飯は、軽くサンドイッチやシンプルなオムレツでササッとすませることが多いのだ。

ランチを食べ過ぎた日は、食べない選択肢もある。

スペインに引っ越してきた当初。わたしは、「夕飯がこんなに遅いんじゃ1年後、3倍くらいの体型になってそうだな」と思った。

現在。わたしの体重は、何倍にもなっていない。

とはいえ、スペインでも健康志向の人たちは出来るだけ早い時間に食べているように思う。

私も実際のところは、早い時間に食べたほうが、胃の調子はよく感じる。

そういうわけなので、量は21時に食べるよりも多く、そのかわり時間を早めて。

我が家の夕飯時間は、20時なのである。

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