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子どもを守れるようになりたいと、ボクシングを始めたらいいことしかなかった

いざというとき、わたしは子どもたちを守れるのか…

Netflixで「パリ同時多発テロ事件:そのとき人々は」を見ていて、ふと思った。

「今のわたしだったら3分で力尽きる…まずい…」

運動から遠ざかってどのくらいの年月が経ったか…。

体力は地の底に沈み、階段を5段ほど駆け上がるだけでも息が切れる。筋力に関しては絶滅していた。

そんなわけで、今まで気になるけど始める勇気のなかったボクシングを始めることにしよう。それが、2年前のこと。

2年間続けた結果

わたしの体力は、モリモリ回復した。

2人の幼児を抱えて日本に帰国したとき、体力が復活していると感じた。

24時間の移動で、今までは日本に着いた瞬間、丸1日動けなくなるほどぐったり疲れていたが、ボクシングをしてからというもの、あまり疲れを感じなくなった。

あと、体型も変わった。

行き場に困っていた背中の脂肪がとれ、シェイプがシュっとした。ボクシングは全身を使うので、首、腕、腰、背中、脚の使っていなかった筋肉が呼び起こされ鍛えることで、全体的にも締まった。服を着るのが楽しい。

1番うれしく感じたのは、メンタルヘルスに効果的だということ

コロナでスペインがロックダウンした2020年。食料や生活用品の買い出し以外、外に出られなくなった。

その期間、2カ月間。

そのとき、同じ時期にボクシングを始めていた夫と一緒に、家の中で2日に1回ボクシングトレーニングをした。

イライラしてしまう時、夫を罵りそうになった時。思いっきりミットを打ち合うだけで、何事もなかったかのようにスッキリ爽快な気分になった。

そのおかげで、通常は辛いはずのロックダウン生活を、あまりストレスを感じることなく過ごせたと思う。

メンタルにいいと言うのは「ボクシング」だけに限らず、きっと運動全般で言えることではないかな。

ボクシングは華麗なスポーツ

ボクシングのことを今までは、殴り合って血まみれになる怖いスポーツだと思っていた。

ボクシングを知れば知るほど「怖いスポーツ」ではなく「華麗なスポーツ」だと感じるようにもなった。

頭を使い、相手の呼吸をよみ、体を操る。

よくトレーナーに「パンチは腕の力だけで打つんじゃない。脚から腰と全身を使って打つんだ」と言われる。

プロボクサーの練習をたまに見るが、本当に美しい。全身の筋肉を使い、鋭いながらも優雅なパンチを繰り出していて。

華麗すぎる動きに、もっと強くなりたいと思わされる。最近では、スパーリングや実践的な練習も増えてきた。

わたしはいったいどこに向かっているんだろう。わからない。ただ、これからもボクシングを「趣味」として楽しんでいこうと思う。

いざというとき、わたしが家族を守るんだ。

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