人の役に立つ仕事。
「人の役に立つ仕事に就きなさい。」
これは私が子どもの頃、父親からよく言われた言葉。
父は私に看護師になって欲しかったらしい。
父は、自分が人の役に立つ仕事に就けなかったから、子どもに自分が叶えられなかった夢を叶えてほしい、という気持ちがあったそうだ。
しかし、私は父のその思いに応えようとは思わなかった。
人の役に立つ。
確かに素晴らしいことだと思う。
しかし、若い頃の私は今よりずっと我が強くて、人の役に立つより、自分のやりたいことをやりたい気持ちが強かった。
それに加えて、衣食住に困ることない恵まれた国で生まれ育ったのだから、
そういう国だからこそ出来る仕事がしたいと思い、進路を選んだ。
結局、思春期の頃に思い描いてた大人にはなっていないし、
父が望んでいた姿にもなっていない。
しかし、社会に出て10年以上経ち、
最近ようやく人の役に立つ仕事がしたいという気持ちが芽生えてきた。
職種を変えるというわけではないけれど、
どんな仕事だって、突き詰めていけば人の役に立つことが可能だと思うのです。
その域に到達するには、まだまだ修行が必要だけどね。
そんなことを思った2020年1月。
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