【悪魔】
色んな狂気じみた邦画に触れてきたけど、今のところ抜群に変態的でホラーでサイコだった。
簡単に言うと恋愛の嫉妬を軸に置いたストーリーなんだけど、人物の潜在的なものが歪んでる。
私の性で、この作品の核が知りたくて仕方ない。血の演出はわかるけどなぜ鼻血に拘ったのか、大量の薬はなんだろう。命の描写に海老である意味はあるのか。照子と鈴木の幼少期の影を知りたい。佐伯の性癖はまあわかった。
でもきっと冷静に探ったところでこの作品にはきっとない。というか見つからない。原作読んでないからよく分からないけど
脱いでないのに同性でも鳥肌の立つ異常な色気を放つ照子。彼女は美しい容姿をしながら男を葬る悪魔になる。
【私のこと嫌いですか…?】
絶対いつか言うと思った、嫌いって言うはずがないのをわかっていて。
谷崎潤一郎の描く物語は初めてだったので新たな境地に足を踏み入れた気がした。
佐伯演じる吉村界人さん、初めてだったけど強烈な演者さんだったなあ…前半まで異才を消して最後凄まじかった。
臓器全部が抉られた後に血がすっぽ抜かれた後味でした。身体への負担がすごいです。
でもギリ鑑賞できます、もう少しいけます。冷たい熱帯魚は多分最後まで見られない気がする。
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