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食べ物との戦いの末。

両親への大反乱期を無事に終えたわたしは、次は美容一択の生活になりました。


17、8歳なら、当然ですよね。
ヘアスタイルやメイクのこと、流行りの服、そう、服、服、服が…
着たい服が着れない…
周囲の華奢な友だちが羨ましい…
お尻がー太ももがー

でもその頃は何故か、"食べたものを吐く"という発想はなくなっていたのですが、

あれだけ反抗していた母に泣きつき、エステに通わせてもらい、必死のパッチで、夢の47kg達成。


下半身のリンパマッサージで死ぬほど痛い思いをしても、お風呂でのセルフマッサージが面倒でも、どれだけお腹がグーグー鳴ろうとも、決められた食事意外は摂らず、友だちとのお泊まり会で、朝までワイワイ話しても、目の前のチョコレートやお菓子には一切手を出さず、ウーロン茶のみを飲んで、我慢と忍耐と共に青春を謳歌していました。

数ヶ月後、
細くなった自分の身体を見れて
いやー嬉しかった!!
やっとわたしの時代がやってきた!
みたいな気分でした。

その後エステに通わなくなって、食事を普通に戻しても、2kgぐらいしかリバウンドはせず、着たい服を着て、外に出れる喜び。
醜いわたしをみんなが見てる…
なんて一切思わなくていい生活。

久々に会う友だちに『痩せたやん!どしたんその足!』
バッタリ会った中学のクラスメートの男子に
『ホンマにオマエなん?』

どれだけ嬉しかったか…
短いスカートやパンツを履くのがデフォルトの生活。
服を買いに行っても、そう!選びたい放題!
あーもう書いてても止まれへん笑


ん??でも時々、ふくらはぎが見るも無惨に浮腫んだり、眠くて眠くてたまらなかったり。
でもまぁえっか。
すぐに治るし……!!


その後、就職した先でもなーんにも恥ずかしくない!
研修で人前で話すのもどーってことない!
先輩方に可愛がられて、同期とも超仲良し!
毎日着たい服を着て、遊びまくって、
その頃から、後に夫となる人とのお付き合いも始まり、
ハッピーな毎日でした。

でも、今振り返ると、この頃から、いや、大反乱期に入った頃から、血の気が多いというか、イライラしたり、人に噛みついたり、いっぱいしてましたね。
なーんも怖いものなんかない!
大反乱期に父に殴られても、歯向かってやり返していました。
今現在のわたしを知る人からは、きっと想像もできない自分だったと思います。

でも何故か、痩せて着たい服を着れてハッピーなのに、何か、いつもどことなくしんどい…テンションが高い時と低い時の差が激しい。すぐに泣く。
気持ちが上がる時は、お酒を飲んでいる時、服を買いに行く時ぐらいだったような記憶があります。


そしてダイエットが成功して約2年後。
段々と、朝が起きれない。
仕事に行きたくない。
理由もなく落ち込む。
そんなふうに変化していきました。

今思えばこれも、性格や怠けグセではなく、症状のひとつだったんですね。



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