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「きづく。転職相談」トップコーチインタビュー(畑 俊彰): 全ての人が「これまで歩んできた軌跡」を自信を持って語れる世界を

これまでの経歴

新卒でベンチャーリンクという会社に入りました。ベンチャーリンクは「将来起業したい」「経営力を身につけたい」という働くことに対するモチベーションや意欲が極めて高く、優秀な人材が集まる会社でした。

入社前の私は、そんな周りの人達とは程遠い「将来の目標もない」「自信を持って誇れる強みもない」とにかく自分に自信がない状態。

「そんな自分を変えたい」「一度ボコボコにされたい」という一心で優秀な人達が集まる環境に身を置くことに決めました。

ベンチャーリンクでは、当時全国に急拡大していた外食チェーン店のSV(スーパーバイザー)という仕事に5年間携わりました。仕事の内容としては、フランチャイズ事業に取り組む全国の中小企業の経営者、ないしは店長さんをクライアントとして、店舗の業績改善・人材育成の御支援をさせていただくという仕事でした。

しかし、当時のクライアントさんからすれば「会社やお店を経営したこともない23〜4歳の若造に何ができるの?」という状態。まずは1人の人間として信頼してもらい、少しずつパートナーとして認めてもらうということから始めていきましたが、そう簡単ではありません。自分自身の未熟さと向き合わざるを得ない経験は何度もしてきました。それでも、そのような環境で5年間を過ごし、結果、自分の存在を必要としてくれるたくさんのクライアントさん達と出会えたことで、少なからず「どんな環境でも生きていける」という自信を得ることができました。今でも私を育ててくれたベンチャーリンクという会社には感謝しかありません。

2009年、ベンチャー・リンクが大幅に規模を縮小するタイミングで転職活動をスタート。その結果、前職と事業組織規模、組織のカルチャーも全く異なる、日本郵便の本社経営企画部に入社しました。

日本郵便では、経営企画部で係数管理業務を主業務とする傍ら、ビジョン策定、風土改革、異業種リーダー研修の企画運営、地方創生イベントへの出展、新規事業開発など、数多くの組織横断プロジェクトをリードさせていただきました。これらは本当に貴重な経験でしたが、一言で言えば、「どうしたらこの巨大な組織を変えられるのか?」「人や組織はどうしたら変わるのか?」という問いと向き合い続けた9年間だったと思います。

日本郵便において、数多くの人やチームが殻を破る機会を生み出す中で、より多くの人や組織が「殻を破る瞬間」に携わりたいという思いが強くなり、2018年に、人材開発・組織開発と呼ばれる領域で20年の歴史がある株式会社インヴィニオに転職しました。

現在は、主に大手企業の方達をクライアントとして、リーダーの育成や組織の変革の御支援をさせていただきながら、この3月からは、子会社の代表取締役もやらせていただいています。


キャリアコーチング、転職相談に関わるようになったきっかけ

自分自身が「自分は将来どうなりたいんだろう?」という問いに日々向き合い続け、悩みながらキャリアを形成してきた経験から、これまでも年齢問わずキャリア(人生)相談を行いたくさんの方の人生に深く関わらせていただきました。

そんな中で、昨年「きづく。転職相談」のサービスの存在を知りました。「転職ありきでないキャリア相談」というコンセプトに共感し、代表の近藤さんに自分から「是非関わらせて欲しい」とお願いをして、joinさせていただいたのがきっかけです。


キャリアコーチング、転職相談のスタンスやモットー

今、世の中には、将来に対して漠然とした普段を抱えている方が多くいらっしゃいます。まず、私は大前提として「転職はゴールではなく、あくまで手段であり、スタートでしかない」と思っています。そのため、キャリアコーチングにおいても、まずはその方のことを「深く知る」ことを大切にしています。

転職は結婚と非常によく似ています。大抵の失敗の原因は、自分のことを「どんな人間か」「本当はどんなことを大切にしたいと思っているか」「どんな環境で心地よく過ごるのか」「逆にどんな環境は耐えられないのか」等を自分でもよく分かわからないまま(あるいは言語化できていないままに)、相手選び(転職であれば企業、結婚で言えばパートナー)を始めてしまうことが原因の9割にあたると思っています。

「自分には、これといった強みがなくて・・・」「自分はずっとこれまで『パート』しかしたことなくて、大した仕事をしてきていないので・・・」と、御自身のこれまでのキャリアを矮小化してしまう方がたくさんいらっしゃいますが、そんなことは絶対にありません。どんな人にも、その人にしかない魅力や強み、経験が必ずあります。

そのためには、その方自身が気がついていない魅力、あるいは自分では気づけない魅力を一緒に発見し言語化していくことを大切にしていきたいです。全ての方がこれまで歩んできた軌跡に自信を持って語れる世界を作れるよう、キャリアコーチングを通じて多くの方の人生の転機に関わっていけたらいいなと思っています。

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