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ヒヤリ・ハット体験 ~身近に潜む子どもの誤飲とは?

現在、僕の妻は第2子を妊娠中なので、これまで以上に上の子と過ごす時間を大切にしつつ家事や子育てを日々楽しみながら頑張っています。生まれてくるまでの間にできることはないかなぁと思いながら、家の中を見渡してみると、上の子を育てていた時は「転んで机の角に頭をぶつけないように」「落ちているものに躓いて転ばないように」「●●しないように」と僕と妻二人で色々気にかけていたことが思いだされました。上の子が人形遊びの小物やビーズで遊んでいる姿を見ると、「誤飲」が頭をよぎります。そういえば、ハイハイしている時期に、色んなものを手に握りしめ口にいれようとする姿に、思わず大声を出しながら慌てて駈け寄ったりしていたなぁ……
そこで、誤飲を防ぐために、まずは子どもと一緒にお片付けの練習をしています。

また、普段なら、地域の防災館が開くパパママ教室で誤飲時の応急手当を学ぶことができるのですが、コロナ禍のため開催されず…。上の子のときに習いましたが、年齢が離れているのでもしものときの対処にも自信がなく、今は動画でなんとか学んでいるところです。

誤飲の危険性を感じたことのある保護者の方は、多いのではないでしょうか。

東京都生活文化局消費生活部は、令和3年1月に「誤飲等による乳幼児の危険」の調査を行っており、調査のポイントについて、東京都の担当者にお話を伺いました。

誤飲のヒヤリ・ハットがもっとも多かったものは…

自宅の室内を見渡してみると、おもちゃやビーズ、ビー玉、えんぴつのキャップ、スマートフォンの充電器などを誤飲してしまいそうに思います。

そんな中、今回の調査で誤飲のヒヤリ・ハットがもっとも多いとわかったものは、「シール」でした。たしかに家のなかには、さまざまなところにシールがあることに気づきます。

調査では、以下のような回答が集まっていました。

「貼ってはがせるシールに食べ物のイラストが描いてあり、食いしん坊の娘が食べてしまった」(1歳・女児) 「ペットボトルが好きでよく噛んで遊んでいた。ラベルは外して遊ばせていたが、蓋にシールが付いていることは気付かず、遊ばせていたら口の中にシールが入っていた。飲み込む前に気がついて良かった」(0歳・男児)

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そのほか誤飲の事例として挙がったものは、紙、飴、シャボン玉液、パン、ビー玉と続きます。

例えば紙は、さまざまなシーンに誤飲のリスクが隠れているようです。

「上の子がお絵かきをしていて、落としていたページに気づかずいたら、取られて飲んでいた」(女児・0歳)
「眼を離した隙にティッシュを食べていた」(女児・0歳)


「アンケートでは、誤飲したりしそうになったものとして、シールなどの玩具や紙などの家庭用品だけではなく、食品なども多く挙がりました。飴を詰まらせてしまったり、パンを大きな塊でそのまま口に入れ、喉に詰まらせてしまったりなどの回答がありました」(東京都の担当者)

行動範囲が広がるときに、予想外の誤飲が起きることも

生後6カ月頃からハイハイをし始める赤ちゃんは、いろんなものを口に入れてしまいます。誤飲が最も多く報告された年齢は、1歳でした。歩けるようになって行動範囲が広がったり、ものへの興味が深まったりする様子が、アンケートの回答から窺えます。

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