【7月29日〜31日開催】はじめてのブッシュクラフト活動レポート
茨城県の御前山青少年旅行村にて宿泊型スクール『はじめてのブッシュクラフト』が2泊3日で開催されました。
当スクールは、班やグループ活動ではなく、ひとりひとりが実践できるプログラムの提供が特徴の1つです。個々の力を伸ばすことで、自ら生き抜く力を身につけ問題を解決する力を養うことを目標としています。
今回スクールで行った盛りだくさんの全16プログラムをご紹介致します。
▶︎Day 1
▷1.サバイバルの基礎知識
生きるために必要な命の5要素(空気・水・火・シェルター・食)と優先順位を3の法則に基づいて、ディスカッション形式で一緒に学び、考えました。
▷2.ナイフセーフティ&ナイフワーク
インストラクターの1人芝居を通して、ナイフの安全な使い方(ナイフセーフティ)を学びます。
ナイフは、正しい使い方を知ることができれば、危険なものではなく、とても便利な道具になります。
ナイフワークでは、鮎の塩焼きに使用する串をそれぞれ作りました。
▷3.メタルマッチの使い方と火起こし
メタルマッチは、ライターやマッチと違い、濡れても何度でも使用することができます。メタルマッチで飛ばす火花からどのようにしたら火を起こすことができるのかを学びました。
※火起こしは、ステンレスプレートの上で行っています。
(動画)
▷4.野外炊飯(夕食)
1人1つの飯盒で、下準備から調理までを行います。もちろん食べた物の洗い物まで(あくまで片付けも体験なので、その後、スタッフが全て洗い直しています)
夕食のメニューは、カレーライス。
①人参、玉ねぎ、じゃがいもの皮剥き→一口サイズにナイフでカット
②鶏肉を一口サイズにカット
③飯盒にカットした食材と水をセット、飯盒の中子(内蓋)に、お米をセット
④食材を煮込んだ水蒸気で、中子のお米を炊飯します。
▷5.花火大会
花火大会というと打ち上げ花火をイメージしますが、子ども達は、手持ち花火の方が楽しいだろうと思い、それぞれが楽しめる手持ち花火を行いました。
▶︎Day 2
▷6.野外炊飯(朝食)
朝食も、1人1つの飯盒で各自調理しました。
①前日にカットした玉ねぎ、人参とソーセージ、水、コンソメの素を飯盒にセット
②飯盒の中子(内蓋)に、卵を落とし、ソーセージをセット
③コンソメスープを作る水蒸気で、卵とソーセージを蒸します。
すると、見た目は目玉焼きなのですが、味は、ゆで卵という目玉蒸しができます。
またスープ内に入れたソーセージと蒸したソーセージがそれぞれできるので、味比べを行いました。
▷7.鮎のつかみ取り
水遊びを兼ねて、キャンプ場内の池で、鮎のつかみ取りを行いました。
最初こそ気持ち悪がっていた子達も、一旦水に入ると我こそをと大はしゃぎで魚を追いかけて、次々と捕獲!
▷8.鮎の塩焼き
捕まえた後は、下処理や下準備まで、全部自分の力でやり遂げました。
①水で鮎のヌメリを洗い流し、糞を絞り出す。
②自作した串で、串打ち
③飾り塩をする
④炭火で焼く
▷9.ナイフワーク
1日目に行ったナイフセーフティのおさらいをし、この後のプログラムで使用する焚き付け用のフェザースティックを作りました。
▷10.火打石で着火&焚火
火打石を火打金とを打ち合わせた時に飛ぶ火花をチャークロス(炭化した綿の布)に移し、それを解した麻の紐と枯れた杉の葉で火を大きくします。
それを焚火にするために、細い枝から少しずつ太い枝に順番に焚べていき、それぞれのマイ焚火を作りました。
(動画)
▷11.BBQ
2日前の夕食は、みんなでBBQ!
牛肉・鶏肉・ソーセージ・焼きおにぎり・野菜・焼きそばと多くの食材と量を用意したのですが、みんなよく食べる食べる。
▷12.ロングファイヤー
恒例のロングファイヤー!
ブッシュクラフトではよく使われる焚火の形です。
今回もインストラクターで声優の橋本達也によるオリジナルストーリーの朗読からスタート!
その後は、焚火をしながら、ジャンボマシュマロ焼きを行いました。
(動画)
▶︎Day 3
▷13.野外炊飯(朝食)
牛乳パックを使ったホットドッグ作りを行いました。
ホットドッグにチーズとソーセージをセットし、アルミで包み、牛乳パックを燃やすだけのアウトドア料理です。
マッチを使ったことが初めての子もいて、用意から調理まで1人で行えるので、良い経験になったことと思います。
▷14.ロープワーク
ツーハーフヒッチ(ふた結び)とトートラインヒッチ(自在結び)を練習しました。
前回、参加した子も復習し、黙々と練習。最後は、達人のようになっていました(笑)
いつも思うのですが、ロープワークは、覚える速さが子どもの方が断然早いです。ロープワークは、知らなければ使えませんが、知っていたら使える便利なものです。
(動画)
▷15.シェルター
1日目の『サバイバルの基礎知識』でシェルターの必要性を学んだ後は、実際に作ってみました。
シート、竹、ペグ、ハンマー、そして先ほど練習したロープワークを駆使して、それぞれが工夫し、オリジナルのシェルターを作りました。
ペグの打ち方や角度、ハンマーの使い方なども学びました。
▷16.モルック大会
プログラム最後は、みんなでモルック大会を行いました。
モルックとは、ボーリングのようなビリヤードのようなダーツのようなフィンランドの伝統的なゲームを元に、誰しもが楽しめるものとして考えられたアウトドスポーツです。
2チームに分かれて、白熱のバトルとなりました。
▶︎最後に
▷まとめ
当スクールは、ブッシュクラフトスクールではありますが、そこにこだわり過ぎるのではなく、人が変わるきっかけや成長のきっかけって、どこにあるのか分からないからこそ、ブッシュクラフトを取り入れながら、子ども達の主体性を育てるための1つの経験になれば良いと思い活動をしています。
集団の中にいると、どうしても埋もれてしまいがちな一人ひとりの個の力を伸ばしていくことを目標に、プログラムを作成しています。
※ 関東近郊の小学校・中学校を中心とした教育機関やオルタナティブスクール(フリースクール)、また一般企業向けに、ブッシュクラフト・サバイバル等の野外活動を主としたプログラムの作成・提案を行っております。
▷次回のブッシュクラフトアドベンチャー
次回の宿泊型スクールは、下記を予定しています。夏にはない冬のアウトドアの魅力を感じることのできるウィンタースクールです。詳細は決まり次第、UPいたします。
▷日程:2024年1月6日(土)〜7日(日)1泊2日
▷場所:御前山青少年旅行村
▷対象:小学3年生〜中学生
▷募集:20名程度
▷交通:往復貸切バス(三軒茶屋⇄御前山)
▷スクール内容企画・実施
Kids Bushcraft Adventure(株式会社マコス)
▷旅行企画・実施
東京都知事登録旅行業第2-6459号
(一社)全国旅行業協会正会員
株式会社グローバルツアー
東京都世田谷区代田3-34-17
▷公式Instagram
今回のスクールの様子
▷1日目
▷2日目
▷3日目
▷公式ホームページ
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