「変人」になりたい
「将来やりたいことはコレです!」なんて堂々と言えたことは一度もない。
ただひとつだけ、心の奥底でいつも思っていることがある。
私は「変人」になりたい。
この「変人」にはきっと、知らず知らずのうちに、いろんな意味が込められているのだと思う。
ただ「変な人」という意味ではない。
私には、この言葉がなかなかの誉め言葉に感じられるのだ。
「個性的」という単語に近いだろうか。
でも細かく言えば、「個性的」とはちょっと違う。もっと「やんちゃな」要素が欲しい。
「子どもみたいな大人」と言ってもいいかもしれない。
私は、4月に新社会人になったばかり。
慣れない社会人生活という適度な負荷のもと、ひどく困るようなこともなく恵まれた生活をしているはずなのに、時々、私の中の「変人」が耳元で囁く。
「このまま会社続ける気なの?」
「なんかもうちょっと面白いこと、したいんじゃないの?」
「変人」になっちゃおうよ。
しばらくは冷静に、仕事を続けたいと思う。
ただ、いつかは「変人」になって、自分の周りにいる人や子どもたちを元気づける存在になりたいと思っている。
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