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天空の超人


ドキュメンタリーが好きで

以前から人の生き様や
各々の経験してきたことや思いについて描かれたものが好きで
NHK
「ドキュメント72h」
「プロフェッショナル仕事の流儀」
「NHKスペシャル」
TBS「情熱大陸」
テレ東の「家ついて行ってイイですか」
etcを好んで観ていました。

2016年にたまたま観た
NHK BSの
「トランスジャパンアルプスレース」
(TJAR)
に魅了された。


トランスジャパンアルプスレース

日本で最も過酷な山岳レース(次項参照)
2002年から2年毎に開かれており
その模様はNHK BSで放送され
レースだけでなく
参加する選手何人かにスポットを当てて
ドキュメンタリー的な側面もある。

普通の会社員や消防士などが
仕事や生活があるなか、
超難易度のレースの参加資格を得る。

世界のウルトラレースの中でも
最も過酷なランクであるこのレースに
参加する。

賞金も無く、全て自己責任
己の力のみで完走を目指す。

参加する選手は
自分の殻を破るため
それぞれ背負ったものがあり
レースに参加している。
そこも丁寧に描かれており感動する。
参加者の言葉で
「順位は関係ない、参加する人それぞれのゴールがある」
ドキュメンタリー好きにはたまらない内容。

そもそもTJARとは


日本で最も過酷な山岳レース
全行程415km
累積標高差 約27,000m
富山湾→北アルプス→中央アルプス
→南アルプス→駿河湾
8日間以内で走破するウルトラレース。

自己完結を重視する観点から、
山小屋・旅館等での宿泊や仮眠は禁止。
山岳区間はキャンプ指定地で
テントかツェルト泊を行う事が
定められている。

またチェックポイントがあり
その制限時間に間に合わなければ
失格となる。

極限状態の中から

レースは参加者が
昼夜問わず行程を進んでいく。
5分程度の休憩から、
数時間の仮眠をとりつつ
暗闇のなか山岳地帯や
強風の悪天候
岩場や森のなか
幻覚を観たり、ボロボロの身体で
「何のために、こんな苦しいことをやっているのか?」
疑問が生まれながらも

各々の想いや背負っているもの
もがいているもの
自分の中のなにかを変えるため
ある意味究極の自己満足を獲るために
原点に立ち返る姿が描かれている。

その中で、
制限時間オーバーの失格や
怪我や体調不良など途中棄権で
悔し涙を流す。

無事完走した人の
清々しい表情

ただの山岳レース番組ではなく
色んな人に観てほしい


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