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『一耳惚れ』 《しおんの詩〜第二章〜》 4/100

ヤバい

こんな感覚 久しぶりだ

なんだか落ち着かないし
夜も…なかなか寝つけない

あの声…

ラジオを聴いていたら
聴こえて来た

優しく、爽やかな語りの中に、
時々入って来る、鼻声

ドキッとした

別に、変なことを言った訳ではないのに…

色っぽかった。

それから、彼女のラジオ番組を聴くことが
ささやかな癒しのひとときとなった

 幸せなんて【縁】がないと思っていた…

生きることも、案外、いいもんだな

もう少し…頑張ってみるか

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