kidokiji2

ポルノグラファー絡みの自作勢い小説すみません!

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インディゴの気分〜本当の別れ〜

久住くんか、 結局お前は男を選んだ。 俺は、お前を選べなかったのに。 木島、お前も俺を選べなかったんじゃないのか あのとき、お前が俺の言葉を遮らなかったら。 まだ関係が続いているときに、ちゃんとお前が必要だと言えていたら。 照れくささとプライドと常識が、俺にお前への気持ちを言葉にさせなかった。 だけど、それは仕方がないことだと思っていた。 お前も男である俺を選べなかったと。 しかしどうだ。 お前はいっちょ前に久住くんとお付き合いを始めたと報告してきたじゃないか。

    • 理生のえがお

      • 続・インディゴの気分feat不可抗力

        「やめてくださいッ!」 ひどく顔色を悪くした理生は俺を突き飛ばした。 「・・・ッこんなもの、汚らわしい!!」 脱衣所の床に突き飛ばされた俺は、理生が目に一杯の涙を溜め、次の瞬間バケツをひっくり返すように水滴を頬に伝わせるのを呆然と見つめていた。 一生懸命首の跡を手で擦っている。 思わず、俺は木島の肩を抱き寄せ包み込んだ。 「やめろ。擦るな、ひどくなるから・・・。」 この感情は一体何なのか。 保護欲なのか、同情か、それとも・・・。 でも確かに俺は木島に特別な感情を持ち合わ

        • インディゴの気分feat不可抗力

          この城戸家は、華族の家系で代々繊維産業で財を成してきた。 私はこの家に仕える使用人として、14のときから働いている。 元いた地元を離れ、ひとりこの屋敷に住み込みでと聞いたときは驚いたが、私の父はこの家に恩があり父自身も研究者として働き海外の施設で仕事に集中したかった。僕が邪魔だったのだ。 それに、城戸家は僕が仕える代わりに特別に名門の中高一貫教育を受けさせてくれたし、学費や生活費も面倒をみてくれた。 これ以上ないってほどに僕は恩を感じている。 そして、私には親友がいる。 こ

        インディゴの気分〜本当の別れ〜