第3回ビジョナリー : 13アーキタイプ・チャレンジ
2019年12月23日に出題された第3回目の13アーキタイプ・チャレンジは、「ビジョナリー (Visionary)」でした。
■ ビジョナリー 解読編 (Decode)
13 Archetypes: Visionary
Written by uditaren
<参照 : 出題日本語訳>
ビジョナリーチャレンジ
by Project Lycaeum
今回の問題は以下の画像。
英語が並んでる…ゾンビ…アバドン…ハイパーチョレステロラエミア…。
背景に「なんて日だっ!」って言ってそうな女性の絵…よく見ると背景にも英語が並んでる…。
どゆこと!∑(゚Д゚)
どうやら背景の画像と文字は、今回のテーマであるビジョナリーの特性の挿絵と説明文…そして2回出てくる distant の単語だけが何故かイタリック体…ディスタント…星空のディスタンス?! (メリーアンじゃない方)
とりあえず前面の文字を起こしてみると、
a valued walked unproductive productive
zombie decentralisationist abaddon
inexpressive unexpressive traditionalists
rationalises rationalised nationalism
nationalist hypercholesterolaemia
??????<★>???? [I02NMAEE60GIMHE]
<機械翻訳>
評価されて歩く非生産的な生産的な
ゾンビ地方分権主義者のアバドン
表現力がない 表現力がない 伝統主義者
合理化 合理化 ナショナリズム ナショナリスト 高コレステロール血症
……なんじゃこりゃ!?支離滅裂過ぎて文章ってわけではなさそう。
とりあえず意味がわからないので、下の方の左右にある文字列を探ってみよう。
まず左下の
??????<★>????
これは、あれやね。正解のパスコードが、
最初6文字 <キーワード> 最後4文字
って意味かな?
次に右下の
[I02NMAEE60GIMHE]
アルファベット11文字と数字4つの全部で15英数字。
アルファベットはそのままでは意味を成さないからアナグラムかな?
15文字をアナグラム・ソルバーにそのままぶっ込んでみると… hamming!
HAMMING 02EE60IE
ん?IEEE (アイトリプルイー) ってなんか聞いたことあるな。
Wi-FiのIEEE 802.11とか、BluetoothのIEEE 802.15.1とか。
IEEE HAMMING 2006
ノーベル賞のような感じで毎年、IEEEという学会から表彰される賞があるらしい。
そして、2006年のハミングメダル受賞者は、
この人は、ハミングメダル創設のきっかけであり第1回受賞者のリチャード・ハミングが提唱した
・「ハミング距離」
同じ文字数の2つの文字列で、違う文字の数=距離を求める
の理論をさらに発展&洗練させて、
・「レーベンシュタイン距離」
異なる文字数の2つの文字列で、違う文字の数だけではなくさらに、文字の挿入・削除・置換によって一方の文字列をもう一方の文字列に変形するのに必要な手順の最小回数=編集距離を求める
に関する理論を発表して2006年にハミングメダルを受賞したらしい。
もう自分で書いてて何が何だかさっぱりワケワカメだけど…(*_*)
距離ってことで、背景のアーキタイプ説明文の単語で何故か2度とも斜体だった distant ≒ distance と繋がった!?
つまり、異なる文字数の文字列で、違う文字の置換 + 挿入・削除による編集の手数 も含めての、2つの文字列の最短距離!?
今回の解読はさっきの意味不明な文章…というか単語の羅列のそれぞれの距離を求めるってことか!!(゚ω゚)
とりあえず、文章を単語ずつに並べてみると、
a
valued
walked
unproductive
productive
zombie
decentralisationist
abaddon
inexpressive
unexpressive
traditionalists
rationalises
rationalised
nationalism
nationalist
hypercholesterolaemia
同じ文字数同士で違う文字を数えるだけのハミング距離なら自力で行けそうだけど、異なる文字数でさらに置換・挿入・削除の編集要素まで数えなきゃならないレーベンシュタイン距離の自力計算は、数字や計算がからっきし駄目な私にはハードルが高い…(*_*)
そんな横着な私はレーベンシュタイン距離を自動で計算してくれるやつをグーグル先生で探してみる(゚ω゚)
上記3サイトのいずれかで、問題文の単語間の距離を上の単語から順番に計算してみると、
a
valued 5
walked 2
unproductive 11
productive 2
zombie 7
decentralisationist 18
abaddon 15
inexpressive 12
unexpressive 1
traditionalists 14
rationalises 4
rationalised 1
nationalism 3
nationalist 1
hypercholesterolaemia 18
と15個の数字が得られる。1番最初の a はそのままとして並べると
a, 5, 2, 11, 2, 7, 18, 15, 12, 1, 14, 4, 1, 3, 1, 18
の16個の英数字になる。前々回ドリーマー、前回インタープリターの正解パスコードの傾向から最後は 13AR になりそうだけど…。
よく見ると単語が太字だったところの最後から4番目と3番目が 13 になってる?…ってことは、最後から2番目と1番目の 1と18 は AとR になる?
はっ!アルファベット順で1=a〜26=zになるやつか!!
太字の部分は数字のままでそれ以外の数字をA1Z26の換字暗号で変換してみると、
あら不思議!なんとか今回もメディアGETだぜぇ♪
なるほど。キーワードは、今回のテーマであるビジョナリー・アーキタイプの特性を持つ、オシリス世界のジャービス!
そしてやっぱり今回も最後は13ARだったな。これはもう鉄板と考えていいのかな?
それにしても、文字列の距離なんてことを考えた人って、すごっ!!
■ ビジョナリー 赤ニシン編 (Red Herring)
そういえば、左下の ??????<★>???? は何だったんだろう。まあ、プレフィックス (接頭辞)、サフィックス (接尾辞)の数と、真ん中の<★>がキーワードって形式はヒントだけど、太字の?の位置って…どゆこと!?
この太字の?の罠にはまって、パスコードの数字の部分が混乱しました…これは出題ミスなのかそれとも私が気付いていない何かの意図があったのか…ちなみにパスコードの太字の?の部分はBB…。※フラグ
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