見出し画像

二度と浪費家にならないために! 4つの施策で浪費フェーズ脱出しよう

2023年9月以降、僕は一時的な浪費フェーズ(大量に浪費する期間)に突入していた。

まず、間食が増えた。飲酒量も増えた。
それまでは酒も飲まなかったし、月の食費が2万円を超えることもなかったというのに。
さらに、一部の持ち物に関して、無駄な買い替えを行うことが増えた。
さらにさらに、一つあたりの金額は小さいものの、月間で積み上げると大きな出費をしていた、ということに月末になって気づくようになった。

2024年3月後半になって、ようやく浪費フェーズから抜け出すことができた。
抜け出せた今だからこそ、以下のポイントを明確にしておきたい。

・浪費フェーズに入った引き金、原因はなんだったか。
・僕は何に無駄なお金をかけていたのか。
・そこから立ち直り、現在の節約フェーズに移行できた理由はなんなのか。

これらを今から洗い出したいと思う。


浪費フェーズに入るきっかけ

2023年9月といえば、僕が現在住んでいるアパートに引っ越したタイミングだ。
引っ越しの目的は固定費の節約のためだ。
以前住んでいた物件と比べて、3万円近く出費を抑えられる、となればやらない手はない。

引っ越し前の僕は、「これでさらに出費が減るぞ」という期待を持っていた。
しかし、その期待を裏切り、この時の僕は浪費を始めたのだった。


浪費フェーズに入った原因

原因はひとつではなく、複合的原因によるものだ。
以下に思いつくことを書いていく。

・住環境の変化によるストレス
・家と職場の距離が近くなり、暇を持て余すことが多くなった
・ふるさと納税でナッツやお菓子を買ってしまい、それを消費する過程で食生活が乱れた
・暇な時間を埋めるために食べたり、身にならない電子書籍を読むようになった

これらの要因に加え、引っ越し前まで節約していた反動もあり、一気に浪費の方向へと思考・行動のベクトルが変化したと思われる。


浪費の対象をピックアップ

浪費対象①.「お菓子やお酒」

お菓子やお酒といったものは、摂取した人間に依存性を引き起こす。
食べても満腹になりにくく、もっともっと欲しくなる。
浪費フェーズ中の僕はこの状態に陥っていた。

過去の記事にも書いたが、冷蔵庫を買ったのは「冷えたアイスを食べたい」という欲求にもとづくものだった。

このように、浪費対象が増えると、さらに出費が増えるという事態が起こるのだ。

浪費対象②.「バッグや時計」

僕はバッグと時計を複数持つのがなんとなく嫌だった。
それは、「ミニマリストはバッグ・時計といったアイテムは最高の物ひとつずつに絞るべき」という思い込みからくるものだった、と今では感じている。

この思い込みのせいで、自分の気に入るアイテムを探しまわり、良さそうに思えたら買って、前から使っていたものを手放し、飽きたらまた気に入るアイテムを探しまわる……ということを繰り返していた。
バッグに関しては、2023年だけでも3か月に一回ぐらいはそういうことをやっていたように思う。つまり、年4回バッグをリプレースしていたのだ。

浪費対象③.「マンガやライトノベル」

これも暇な時間を埋めるための浪費だ。
続きを追いかけている作品ならともかく、Kindleアプリでわざわざ面白そうな作品を探しにいってまで買うなんてこと、時間が無ければやらない。

そうして積み重なった出費概算(千円未満切り上げ)が、以下の通り。

2023年11月: 27,000円
2023年12月: 17,000円
2024年01月: 43,000円
2024年02月: 40,000円
2024年03月: 11,000円

この期間に面白い作品に出会えたのは事実だが、そうではない作品の方がどちらかというと多かった。


浪費フェーズに陥らないための施策

ここからは、浪費を防ぐための具体的な施策を挙げていく。

施策①.空白時間を埋める

個人的に、これが一番効くと思う。
僕の場合は、noteを書くようになってから、暇を持て余すことがなくなったと実感している。

空白時間を埋めるなら、noteじゃなくても、勉強とか読書とか、生産的な時間を増やすのもいいし、時間をかけられる趣味を持っている人なら、それをやればいい。
他に、料理や掃除や洗濯といった家事を、いつもより丁寧に時間をかけてやるとか。

施策②.用途別にモノを持つことを許容する

一番いい物をひとつだけ持つ、という方針が悪いとは思わない。
しかし、僕のように一番いい物がわからない人間の場合は、その方針に従わないほうが、かえって出費を抑えられる。

僕の手持ちのバッグは、仕事用の3wayバッグ、休日用にトートバッグ、ポーチにもなるショルダーバッグの3つに増えた。

今の僕には、これぐらいがちょうどいい量だ。
理想の物を追いかけても、次から次へと理想は移り変わっていく。
なぜなら、人間は一度満足して充足感を得ても、それに慣れてしまうからだ。
だから、いったん理想から離れて、自分の満足ラインを満たす程度で充足するのがいい。

施策③.モノを備品として扱う

これは上述の施策②を補う施策になる。
どういうことかというと、持ち物を仮想的に備品として扱うのだ。
備品だから、当然自分の資産として計上するし、減価償却の対象として取り扱う。

僕はマネーフォワードMEで、長期間保有する前提のアイテムに関しては、資産として計上している。

アイテムの名前、購入した時の金額、いつからいつまで使用するかを書いている。
こうしておくと、マネーフォワードMEを開いたらすぐに確認できる。

減価償却期間の目安としては、以下の感じだ。
1万円未満:1年
1万円以上:3年から5年

物欲のストッパーにもなるし、物を長く愛用しようという気分になる。

施策④.食べ物と飲み物は食器によそってから食べる

これは食事に限った施策になる。
やり方としては単純で、包装容器から中身を出して、食器によそうだけ。
納豆でも、カップ麺でも、飲み物でも、とりあえず購入時の容器から取り出して、食器に移す。

先日実家に帰ったとき、食事が器に盛りつけられていたのを見て、このやり方をひらめいた。
それまでは「皿を洗う手間がかかるから、直接食べればいいや」と考えていたが、実践してみると意識が変化した。

有体に言えば、食べる行為に対する特別感が増した
準備にかける時間、食事の時間、片付けの時間が楽しく思えてきたのだ。

最近は、生活雑貨のお店で買った、ちょっとだけ高価な食器を使っている。
お気に入りの物を使っているので、取り扱いも慎重になって、食事も楽しめるようになった。

まとめ

浪費はときに必要だ。
節約してばかりでは、なにかをきっかけに爆発してしまうかもしれない。
適度にガス抜きをして、節約と浪費のバランスをとるのがいい。

だけど、浪費行為が行き過ぎてしまうと、自分の資産を食いつぶしてしまうまで止まらなくなるおそれがある。
今は節約を続けられている僕にだって、また浪費フェーズがやってこないとは限らない。

そんなとき、自分でこの記事を振り返って「ああ、浪費し始めた原因はこれで、浪費をやめるにはこうすれいいんだな」と考えられるはずだ。

願わくは、未来の自分がこの記事を振り返るような事態に陥らないように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?