うちの不登校ボーイ ♯8 面談の話
小学校の先生と面談してきました。
スクールカウンセラーの先生と「管理職」の先生が同席するとは聞いていて「学年主任? 副校長? どっちも顔を知らないな」と思っていたら、まさかの校長先生でした。
結論から書くと、とても良好に意思の疎通が取れて、協力体制が敷けたと思います。
面談開始と共にイニシアティブを奪っちゃろうということで、前回UPしたアジェンダを取り出し、「こちらの感じたこと、考えたこと、要望をまとめてきたので、バーッと読み上げていいですか?」と切り出しました。
妻には「この人アジェンダ作ってきた!」と驚かれましたが、ようやく訪れたコミュニケーションを取れる機会に認識齟齬があってはいけないので、とにかく文章にまとめようと思ったわけですよ。
担任の先生の「怖い」部分についての記載は、一部しか見ていないのだし、個人攻撃になってしまうし、フェアじゃないかな……と悩みましたが、結局そのまま記載しておくことに。
保護者には一部しか見えないものだし、「こう見えてますよ」という情報を伝えるのは無駄じゃないと判断しました。
ただし、口頭で「この部分は先生にはゴメンナサイなんですが、率直に書かせてもらいました」とフォローはしっかりしたつもりです。
あとは、現場を知らないのに「こうしたらどうですか?」などと軽々しく書くと、たちまち薄っぺらい内容になってしまうので、そうならないように。
なにより、なるべくフラットな視線で、絶対にクレームだと受け取られないように気を付けて仕上げていきました。
2日ぐらいウンウンと唸りながら直しを入れましたが、完成したときは、もう面談なんかしなくていいんじゃないかと思うぐらいの達成感でした(^_^;)
で、面談ですが、じつは小学校側でも、いろいろと考えてくれていたことがわかりました。
息子に対しての具体的なアクションも、親への「こうしていきましょう」というアプローチもないことに不信感を募らせていたわけですが、それらについて以下のお話を聞けました。
・以前に受け持った不登校気味な児童に対してガシガシ行き過ぎて、かえって悪化させてしまった反省がある。
・4月だけしか登校できておらず、息子の性格をつかめていないので動きあぐねていた。
・いろんな保護者がいる(._.)
じつは学童に行くときの姿や、帰りにアサガオに水をやっている姿なども、職員室から見守ってくれていたこともわかり、しっかり息子のことを考えてくれていたんだなと、いまでは印象が反転しています。
学校からのアドバイスが欲しかったなど、不登校児童のいる家庭から見た小学校の対応と要望についても、しっかり校長先生に伝えて真摯に受け止めてもらいました。
いきなりフリースクールに段階を進める前に、学校の中に居場所を作ることもできるから状況に応じて一緒に考えていきましょう、との提案もいただき、家庭だけでなんとかしなくてはと力んでいただけに、正直、とてもホッとしています。
やっぱりコミュニケーションは大事ですね。
お互いの考えが見えないと、不安から頭の中の疑心暗鬼がふくれあがっていきますから。
ということで、学校側とはしっかり協力体制が取れたので、あとは息子へのアプローチですね。
息子を囲む大人たちの足並みがそろったのだから、最終的な落としどころはどうあれ、ほとんど解決したようなものだと早くも楽観視しています。
頑張ってアジェンダを作って良かった。
唯一ひっかかるところは、校長先生に「不登校については、家庭ではまったく気にしてないんですよー」と言ったら「その子によって、いろんな学びの形がありますから、学校に来られないからと言ってマイナスにとらえないでくださいね」という返しをされたこと。
だからマイナスにとらえていないのよ(^_^;)
たぶん、これまでの経験では、うちみたいに能天気な家庭ばかりじゃなかったんでしょうな。
※前回UPしたアジェンダは、もし使える場面があるようならご自由にコピペしてください。
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