本当のゴールと中間地点は結局のところ自分自身
ふと友達と会話したことを思い出した。
海外にいて、ホスピタリティの仕事をしていると小さなことでも感謝される。
多分誰しもが、ここまで感謝されることに最初は感動しただろう。
半年が経つ頃だろうか、それに慣れてきたという。
言わば、非日常が日常となり、普通に感じてしまったのだろう。
私の場合、バリスタというポジションで仕事をしていると1人1人の人と向き合う必要がある。
どの人がどういうコーヒーが好きで、その人がいるからこそ来たいと思ってもらえるようになるというのが理想の姿だ。
もちろんのことながら、コーヒーを持っていくとありがとう、そして美味しいと言ってもらえる。
そこまでは普通レベルのバリスタ。
コーヒーを作れるのであれば、バリスタを名乗ってもいいと私は思う。
でも、プロフェッショナルの仕事としてそれでいいのだろうか。
ありがとうと美味しいの先の声を聞き出すことができることが本当のプロではないのだろうか。
NZに来た時期の私はコーヒーが作れることが目標だった。
でも今では、作れるの先のゴールが大事だったのだと気付いた。
ゴールと思っていたものは、ただの中間地点。
でもそれは私にとってというだけで、他の人はもしかしたらそこがゴールなのかもしれない。
そこを私が決める訳ではないけれど、ゴールの先を伸ばすもここにするのも自分次第。
きっと好きを仕事にするということはこういうことなのかもしれない。
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