見出し画像

10/7:第一次寮内世界大戦

時刻は夜の0:30を回ったところ、

昼寝及び夕寝をして、元気100%なカザフスタン人のルームメイト一部屋にいるときの7割は寝ている、2割は携帯またはパソコンで動画視聴、1割はベッドでゴロゴロしてるまたはご飯を食べている一の怒号が、寮の廊下を伝わってきた。

Girls,Girls‥

そのあとがうまく聞き取れない、

僕の聞き取りが悪いのだろうか?

しかし、声の質があまりにも悪く、聞こえるのは、Girlsというところだけだ、、

僕と男2人きりでの生活で、とうとう発狂してしまったのだろうか、、

その叫びは、その昔なら、狩りから帰ってきて、村に残っている女たちに呼びかける声と言えたかもしれないが、現代の倫理観で考えれば、時間も深夜な上、明らかに常識を欠いた声の質と声量と言えた。

ひとまず何かまずいことが起こってしまったことを直感的に理解した僕は、愛すべきジャーマンガールに返信するのを泣く泣くやめて、彼の叫びが聞こえる共同キッチンに走った。

彼が早口で、何か叫んでいる

しかしそこには誰もいない、、

やはり僕との共同生活に耐えきれなくなった結果、現世にいない霊のようなものと交信するようになってしまったのだろうか、、

しかし冷静に考えてみると、その可能性はあまりにも低かった。

なぜなら、その約2時間前に、僕にニコニコしながら、カザフスタンのチョコとチーズのようなお菓子をくれたからだ。

ただこれには裏があるかもしれなかった。
そうこのプレゼントには、毒が入ってる可能性もあったからだ。

今回の事件を寮内の事件の1回目とカウントするなら、すでに僕と彼との間で寮内0次世界大戦ともいうべき事態が一昨日起こっていた。

本筋が大きく外れることは良きとしないので、簡単に説明することにする。

おとといの朝、すでにその前日に2回ほど、僕はその日は授業がないことを伝えていた。

それなのに、彼が学校に行くときに、僕に、
今日は授業あるの?と、わざわざ起こして話しかけてきたのである。

僕について言えば、前日は学校の後、朝方までパーチー一ウオッカをかなり飲んだ結果、お立ち台的なところで踊っていたらしい、記憶はあるけど、あまり思い出したくない記憶であり、後で同じ寮に住むイラン人には褒められた一があって、かなり疲れていた。

また連日、朝が苦手な結果、彼が起きるのに、30分かけて、何度もアラームを鳴らさなければならないことで、僕はちょっとしたイライラと不満、そして疲れをためこんでいた。

彼についてさらに言うなら、起きて、シャワーに入ったはいいが、彼がアラームを解除し忘れ、僕が消したこともあった。

そして今回である。

Are you crazy?

さすがにそうは言わなかったが、連日の度重なる犯罪で彼に前科もあったことから、僕もカッとなってしまった。

ルーマニアでは、仏のアサクラともいうべき存在でクラスメイトに慕われていた?僕一僕の印象が日本人全ての印象につながる可能性があり、少々気に入らないことがあっても怒らないことにしていた一であるが、今回は、違った。

Why did you wake me up?

なんで起こすんだよ、アホンダラ。

気づく間もなく、起き上がり、めちゃくちゃ怒って言ってしまっていた一本当は声をかけられる前から、アラームで起きていた一

あぁ、とうとうケンカしちゃった、、

まだ先週20歳になったばかりの若者一ちなみに誕生日プレゼントには、バナナ入れと、旅行の時に使えるピローやアイマスクのセットをあげた一に、再来週30歳になるおっさんが大人げなかったか?

やばポヨかな、これは!と思っていたら、、

いや、正確に言おう、

思おうとしたその瞬間に、

ボルトもびっくりなスピードで、

ルームメイトは外に飛び出していったのである、、

これが世に言う、第0次寮内世界大戦である。

この大戦があってからというもの、彼の僕に対する態度は明らかに変わっていった。

優しく、こちらに気を遣うとまでは言わないが、同じ部屋に住んでいる人がいるということを認識ができるようになったことは確かだ。

動画もイヤホンをして聞くようになったし、やたら人なつっこく話しかけるようになった。

だけど、安心はできなかった、、

太らせてから、食べようとするオオカミがいるように、最初に油断させて、殺される可能性もあるのである、、

いざ、このように言ってはみたものの、さすがにまだ人間を信じたい、ノアの方舟を使うまでの大雨を使いたくない僕としては、人間の善なるものを信じようとした。

そして彼がくれたお菓子を食べて三時間、、

今のところ、生きている

still alive!である

話を戻したい

舞台は共同キッチン

登場人物は僕とルームメイト

ロミオもいなければ、ジュリエットもいない、

(ビクトリアちゃんには、僕の返事をon the netで待っていてほしい)

What happened?

どうしたの?

僕は彼に声をかける。

ここで彼もようやく冷静になり、人類にも似た表情を示し始める。

彼が言う、

ガールズ、ガールズ………

よくわからない言葉もしくは叫び、、

まだダメなのか?

もう少し時間を進めてあげるから、現代人まで戻ってほしい、、

まるで、神にでもなったかのような気持ちを感じる、再来週の17日に30歳になるサムライガイ!

落ち着けよ、どうしたんだ?

さらに僕が声をかける

ガールズ、ゴミ、トイレの!

ここでやっとキッチンにとんでもない量のゴミが置かれ、

その一部に女の子のトイレのゴミがあることがわかった。

あの中国ガールズたち!

彼は、僕がルーマニアで襲われかけた野犬のような表情をして叫ぶ。

遡ること1日、この寮に、中国人の女の子が10人ほど来ていた。

彼が言うには、このゴミは、その女の子たちの出したゴミとのことだった。

確かに、彼女たちが来る前は、これまた問題のあるイラン人のボーイと、これまた問題があるくらい可愛いウクライナ人の女の子、現在身柄拘束中のカザフスタン人ルームメイト、唯一問題のない僕で寮の3階は構成され、それなりに秩序が保たれていた。

更なる問題の可能性があるとすれば、あわよくば、ウクライナガールと仲良くなりたいがために、夜、彼女がいるころを見計らって、無駄に共同キッチンにコーヒーを飲みに行こうとする、アジアの純真よろしくな、ボーイがいたことくらいであった。

話を戻したい

ルームメイトは僕に状況を話した後、紙にトイレのゴミは外に直接捨てろ!と書いたものをキッチンに貼り、もう一度、夜中の廊下で紙に書いたことを叫んだ。

ここで僕は、安らかに、そして天使のように寝ているかもしれない、無実のウクライナ人ガールを守るため、明日の朝にまた言うか?、オーナーに相談しようと話す。

しかし、彼の怒りは収まらず、中国が汚いのは知っていたが、ここまでとは!と怒鳴り始める。

待つことカップラーメンだと、まだ少し硬いくらいの時間、おそらく2分くらい、

彼が言う、Ryoの言うことワカッタあるよ!

少し人間らしい理性を取り戻す

よかった、これで彼女を助けることができた( ^ω^ )!!

彼が部屋に戻る、

その30秒後、

彼、

動画を見始めて、笑う

、、、、

うん?どういうこと?

さっきまでの怒りは???

状況を整理して終わりたい

中国のガールたちは、ゴミの捨て場所がわからなかったのかもしれない、、

まあわからなかったからといって、彼が言うように、捨てるものでもない気がしないでもないが、、

ひとまず、戦争というか、彼の片想い的ともいうべき攻撃は始まったばかりだ、、

こうして、雨のワルシャワの夜は今日も更けていく

全部実話ですが、あまりふざけた話を書くと、自分のブランディングに影響しかねないので、次回はいつものタッチに戻します。

てか、授業のこととか書きたかったのに、
こんなことが起こってしまった結果、タイプする手を止められなくなってしまいました。笑

なお、ルームメイトとは色々あるものの、僕も彼もグローバルに仕事をするということの意味を、そして多様性を最大限認めることを、学校で現在進行形で習っているので、仲良しです( ^ω^ )!!

表紙の写真は、ワルシャワのスタバで飲んだ、カフェラテでーす!

また明日もカフェろうっと!
明日は晴れますように!

P.S.
カズオイシグロさん、ノーベル文学賞受賞おめでとうございます。

昔から好きで、実は5月にブカレストでした村上春樹さんについてのスピーチを、論文にしたものにも、カズオイシグロさんのインタビューを引用させてもらいました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?