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生産計画立案者へ30の質問

購買部門は生産計画に基づいて「材料」を調達し、
製造部門は生産計画に基づいて「人」と「設備」の配置を考えます。

過去に示した5Mの中の、3つのMをコントロールする上で大きな役割を果たすのが生産計画であることから、それは工場全体の質と効率に直結します。
(5M https://note.com/kid839/n/n6bdbb7946446

その生産計画立案者に向けた30項目の質問を記すので、業務の再確認及び今後の改善に活用してください。

 1 担当者に過度に依存しない「正しい生産計画の立て方」
   がありますか

 2 伝票、書類、カード、記入、入力などが、どこで、
   どれくらい発生しているか知っていますか

 3 上記の情報に重複と停滞は無く、省手間(記入レス、
   入力レスなど)に向けた改善が進んでいますか

 4 パソコンを使った情報伝達だけではなく、
   現場や現品に表示するなど見える化を進めていますか

 5 生産計画の種類と発行(いつ、どこ、何)は最少で、
   指示の重複やムダな手間は発生していませんか

 6 必要に応じて製造部門や購買部門などの他部門と協業し、
   仕事の質と効率を追求していますか

 7 原材料の入荷(数量、日時)は、
   投入計画を満足する仕組みがありますか

 8 原材料の在庫量(含:発注済み未納入品)を把握し、
   必要な数量だけ購入する仕組みがありますか

 9 仕掛品及び完成品の在庫量を把握し(含:外注先)、
   必要な数量だけ生産する仕組みがありますか

10 先入先出しが継続的に行われる仕組みがありますか

この中の「No.2」に関し、指導先の企業様で、伝票・書類・カードを全て机の上に並べ、それをメンバー全員で見て、ビックリされた事例がありました。

そして全ての伝票類を、モノの流れに従って模造紙に貼り付け、記入と入力の作業を全て示して問題を顕在化したところ、大きな成果に結び付きました。

日常的に使っている伝票類ですが、全体像を理解している社員は少ないもので、まだまだ改善ネタはあるものです。

後半は、残りの20項目をお付き合いください。

特に、「No.14」は顧客満足の観点からも重要な課題なので、この機会に仕事を再確認しましょう。

また、過去に記載した3つの工程管理に関する質問が多く出現するので、更に理解を深める上でもご活用ください。
(参照 https://note.com/kid839/n/n9763045741b7

(領収書の発行はお申し付け下さい)

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