だれもがなりたい自分になれるのだ

今週からNZの中学高校では、新しい学年が始まった。

それに先立って先週、留学生と一人ひとり会って話をした。

今までにもたくさんの留学生たちを見てきたけれど、大きく２種類の留学生がいる。

一つは、なりたい自分になれることをまったく疑わずに、それにむかって毎日自分でできるだけのいろんなことをやっている人。

もう一つは、なりたい自分になれることなど思いもせずに、そのときそのとき、周りに翻弄されながら過ごしている人。

両方とも、一見すると、毎日の留学生活を楽しんでいるように見える。学校の成績もよかったり、クラブ活動でいい成績を残したりしている。

でも、留学生活が２年たち、３年たち、５年たつと、だんだん違いが明らかになってくる。

なりたい自分になれることを疑ってない人は、確実にその自分に近づいていく。一方、そのときそのときを周りに翻弄されながら過ごしている人は、同じところをぐるぐる周っていて成長も変化もない。

中学高校生といえばまだ十代だ。だれもがなりたい自分になれるに決まっている。そこは疑ってはいけないし、無視してもだめだろう。

こんな人になりたい。こんな生活がしたい。こんなところまで行きたい。

そんなことを毎日毎日考えていると、いつのまにか必ずそこに近づいている。

でも、「なりたい自分になどなれるわけがない」などと思っている人は、いつまでも同じ状態のままだ。ましてや、「なりたい自分になれる」などと考えたこともない人は、まったく違う世界に生きている。

今ある自分は、過去の自分の一つの結果だ。今まで考えてきたこと、今までやってきたこと、それが一つの結果として現れている。

そうであるならば、今日考えていること、今日やることが、未来の自分を作るのだ。

だったら、なりたい自分に必ずなれることを疑わず、それに向かって今日一日、自分でできるだけのことをやってみるのがいいのではないだろうか。

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