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不安がなくなること自体が不安になるほど長い間不安だった人へ

新型コロナウイルスの感染が世界中に広がってもう2年以上が経つ。

先が見えない状態で長い時間が経つと、将来に対する不安がもう心の中に定着してしまっている人も多いかもしれない。

中には、もうずっと長い間心の中に不安を抱えているので、その状態があたり前になって、もう不安がないこと自体が不安になってしまう、そんな人もいるかもしれない。

ある日不安がなくなって、心の中が穏やかになっても、不安があることがあたり前になっているので、不安がないその状態がむしろ不安で仕方がない。

不安があることで自分の心の状態のバランスをとってきたので、不安がなくなってしまうとそのバランスが崩れてしまう。

そんな人もいるだろう。

でも、不安がない状態は、当然だけれど、とても良いことなのだ。

長い間同じ状態が続いてきたら、たとえそれがネガティブな状態であっても、それが生活のデフォルトになって、その状態が少しでも崩れると、不安になって、そのネガティブな状態に戻ることを無意識に願ってしまう。

でも、こんなにも長い間不安が世界中で続いてきた時代でも、いつかはその不安はなくなるのだ。

そしてもしかすると、今がそのときなのかもしれない。

今、長い間不安を抱えていて、その不安がなくなるかもしれない状態にいる人は、その不安がなくなった後に、ぽっかり空いた心の中に新たな不安を抱えないように、今から自分の心の状態をチェックしておくのもいいかもしれない。

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