関東近郊農業地帯の現実
先週登山に行った折、宿泊した場所で、早朝に散歩しました。
というか、朝コーヒーを飲みたかったのですが、旦那がまだ寝ていたし、旦那がコーヒー作る係なので、その前に缶コーヒーでもと、コンビニを探しにあたりを歩いたのです。
ところが、コンビニがない。というか、店がない。
あるのですが、一つがアウトレットモール内で、10時まで開店しません。
もう一つは近くを通る高速のパーキングエリアの中。
これはダメかな、車出さないといかんかな、めんどくさいな、と思っていましたが、よくよく地図を見ると高速の中のコンビニにつながる農道みたいなものはある。
もしかしたら裏口から入れるようにしているのかしら?とダメ元で、犬の散歩を兼ねて歩き出しました。
朝の光の中の農業地帯はきれいですね。
近くまで行くと、コンビニにつながる道は、一軒家の敷地内。あーこれは不法侵入になってしまいますね。
諦めて逆側の道に回ります(コーヒーはあきらめてない)
すると、公民館までの道の奥に、さらに道が伸びていて、高速のパーキングエリアに至ることができました。そして予想通り、パーキングエリアのコンビニの裏のフェンスが開いていて、パーキングエリアに入ることができました。
無事に缶コーヒーをゲット。
えっ、でも、これってコンビニの出店が、全く地元の人たちを購入層として考えていない、コンビニのターゲット顧客層はVisitorのみ、ということですよね。いいんですかね。それで。
いいんですよねきっと。おそらく、地元の人たちは、私が最初に通ろうとした個人宅の庭を通って、知った顔だからと暗黙の了解で通って、コンビニに行くでしょうし、もし、コンビニ以上のものが必要なら、車を出すでしょう。
今はね。
個人宅だっていつまであるか分からない。暗黙の了解なんて、いつ崩れるか分からない。
そもそも、ここの庭先の車にはほぼ全てに紅葉マークがついている。
なんかシニアの車の運転の上限が年々厳しくなるし。彼ら餓死するぞ、運転できなくなったら。
うれしそうにルールを守って、ゆるゆる自分の首を締めて死んでいく広い土地。
そんなもやっとした気分になった週末でした。