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【雑記】健康優良劣等生、バチスタシリーズ、天賦の公務員顔

禿げるまではがんばる

ルーティンからもう抜け出せない。
勉強、筋トレ、散歩を繰り返す毎日。僕よりも合格に近い司法試験受験生は山ほどいるだろうが、僕より健康的な人はおそらくいない。一発目で受かった大学院の同期はいつ体調を訊いても「良かろうはずもない」と厳かに言っていた。そんな彼を間近で見ていた僕に言わせれば、「こんなに元気な奴が受かろうはずもない」のだが、いかんせん元気のない期間が長すぎた(あるいは深すぎた)のでどうしても日和ってしまう。

元気なままで合格できたら最高だが、実際のところそれは難しいだろう。どれだけ僕が健康を捨てられるかというチキンレースになる。とりあえず禿げ始めたらやめるということだけは心に決めている。なぜなら禿は何を言っても説得力がないからだ。蒸発した祖父も禿だった。ああなるくらいなら死んだほうがましだ。


バチスタ・シリーズ(映画版)

映画館に行った時にキャッチの人に捕まり、まんまとU‐NEXTの無料お試し体験を契約した。もらったポイントで「違国日記」を無事観られたので更新される前に契約解除しちゃおうと思ったら、なんとバチスタシリーズが観られるではないか。しかもドラマ版じゃなくて映画版。

「チーム・バチスタの栄光」を観たのはまだ小学生の時だった。「TRICK」が好きだった僕は、阿部寛演じる白鳥を見て「この人は美女とバディを組む性格の悪い男の役を生業にしているのか」と子供ながらに思った。そして、阿部寛が最も輝くのはそういう役の時だと今でも思っている。

映画を気に入った僕に母が原作の小説をくれた。映画の原作を読むという体験をしたのはその時がはじめてだったと思う。
ほほう、原作では田口先生は男なのか。なんで映画では女の人だったんだろうな。小説の白鳥は下品な小デブなのになんで阿部寛にやらしたんだろうな。そんな疑問もないではなかったが、幸いロク少年は細かいことは気にしない性格だったので小説の方も楽しく読めた。
無料お試し期間が終わるまでまだ日があるので、それまでにバチスタ・シリーズを小学生ぶりに観直すことにした。
そしたらんまあ面白い。いやめちゃくちゃ面白い。
2作しかないの嘘すぎる。

原作海藤尊のバチスタシリーズは以下の7作。

  • チーム・バチスタの栄光

  • ナイチンゲールの沈黙

  • ジェネラル・ルージュの凱旋

  • イノセント・ゲリラの祝祭

  • アリアドネの弾丸

  • ケルベロスの肖像

  • カレイドスコープの箱庭

映画化されたのは「チーム・バチスタの栄光」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」の2作のみ。できることなら全編映画化してほしかった。もう「踊る大捜査編」くらいずっとやっててほしかった。
キャストがまるっと違うドラマ版の方は6作もある。そちらだって面白いとは思うのだが、僕は少年の頃の思い出補正でどうしても映画版の方が魅力的に見えてしまうので、「ジェネラル・ルージュの凱旋」鑑賞後の喪失感たるや凄まじいものがあった。
かくなる上は原作を読み直し映画の続きを自分の脳内で作り上げるしかない。けっぱれむっちゃんの妄想力。


すごい実直そうな方ね

夏なので、いつもより短めに髪を切ることにした。
「おつかれさまでした〜」と言われ眼鏡をかけると、鏡の中にものすごく実直そうな男性がいるではないか。四角い顔、短く切り揃えられた髪、太い眉、黒縁の眼鏡。
AIが生成した公務員かよ。この顔で未だに社会人デビューすらしてないのどう考えてもおかしいやろ。自分で言うのもなんだが顔だけはめちゃくちゃ仕事ができそうだ。こいつ司法試験受かるんじゃねえか。

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