【ポケモンSV】僕ももう林間行かなきゃ!⑤
前回のあらすじ
ゲンシカイキしたトンボの暴力的活躍によりスグくんを撃破したロクだったが、スグくんの腹の虫は一切治まる気配がなく、謝罪も和解もできないまま最後の課題を終えてしてしまう。
ロクは罪悪感でキリキリする胃をかばいながら、よたよたとお姉ちゃんのもとへ向かうのだった。
全滅:3回
・キタカミ鬼面衆のライキリ
・スグくん×2
池デートーはじめての共同作業ー
翌朝、お姉ちゃんに池デートに誘われた。おじいちゃん曰く、どうやら鬼さまの落としたお面を修理するための素材がてらす池にあるらしい。
てらす池はこの間道に迷った時に行ったことがある。鬼が山の頂上にあるしずかな池で、池の中で結晶体が光り輝く綺麗なところだ。例のBGMが流れており個人的にあまり得意ではないが、お姉ちゃんとデートできるならそんなことは瑣末な問題である。何か大事なことを忘れているような気がするが。
「ほら、潜って採ってこいよ」とジャイアンムーブをかまされているところにミロカロスがミロッと登場。めちゃくちゃ綺麗でかっこいい。
しかもミロカロス相手にお姉ちゃんとダブルバトルをすることができた。これは言ってみれば僕たちのはじめての共同作業。つまりその先にあるのは結婚。
ミロカロスを撃退し不純異性交遊をおっ始めようとしたら引率の先生に見つかった。こんなところまでついてくるなんて以前から俺たちのことをマークしてたに違いない。なんて仕事熱心なお邪魔虫なんだ…。
もうぜーんぜん話聞いてくれない感じ
ミロカロスが落としたけっしょうのかけらを持って村に帰ると、おじいちゃんがスグくんにお面を持ち去られたと慌てふためいていた。やっべぇ完全に忘れてたぜ。
ともっこプラザに行くともうぜーんぜん話聞いてくれない感じのスグくんにバトルを仕掛けられた。
正直、ゲンシトンボがいる今はスグくんに負ける気がしない。これ以上彼を傷つけるのは本意ではないが、彼を裏切ってしまった以上、彼の挑戦を受ける責任があるとも感じる。
全力でかかってきて欲しい。そして、俺が勝ったら今度こそ仲直りしよう。
なんでなんだよおおお。
なんで1日経っただけで手持ちが増えてんの?しかもウッウて。うちはみず・ひこう複合が一番キツいのよ。編成からして仲直りする気ないじゃない。もう無理だよう。
半泣きで考えた今回の細い勝ち筋は以下の通り。
メガヤンマがエアスラでメガヤンマを処理
次に出てくるウッウをさいみんじゅつで眠らせる→外れたらメガヤンマが削られるのでほぼ詰み
最速で起きないことを祈りつつゴローンに交代→起きたらなみのりが飛んできて詰み
ゴローンがストーンエッジでウッウを処理→外れたらなみのりが飛んできて以下略
次のニョロボンのハイドロポンプをがんじょうで耐え、だいばくはつでゴローン退場
残りのグライガーとカミッチュはメガヤンマがエアスラやむしのさざめきで押し切る
スグくんがついに5匹パーティになってしまいました。メガヤンマが上からシバきまくって5タテが一番固いですが、さすがに数で押し切られてしまいます。
メガヤンマが倒れた時点で相手が残り1匹ならゴローンがなんとかしてくれますが(がんじょうで1ターンが保証されているため)、ゴローンはほとんどの相手に先手を譲るので2匹以上いると詰みます。
なので、勝つためには、途中ゴローンが1,2匹処理してメガヤンマにバトンを渡す流れが必要になります。今までなんやかんやトンボの影に隠れていた岩の真価が問われる時が来たのです。
美しい。見事にニョロボンを虫の息にして退場してくれました。爆弾岩、君のことは忘れない。
メガヤンマに進化したのに負けた時は今度こそ本当に終わりだと思いましたが、考えた作戦がすぐうまくいってくれたので3回目で勝つことができました。
頼む、もう勘弁してくれ。これ以上強くなられたら本当に勝てない。
俺ぁ君には幸せになってもらいてえ
スグくんがさらにへそを曲げて帰ってしまった後、ゴローンのだいばくはつの衝撃によりなぜか突然ともっこが復活。そして明らかに良からぬことを企んでいる様子を見せて消えていった。
これはおそらく里中の人々から非難されながらともっこたちと闘わなければならない流れである。もしかしたら里を追われるかもしれないし、林間先で暴れ倒したとあれば退学もありえる。
なんだか大昔にそんな目にあったことがある気がする。ウッ…頭がッ…。
アルセウス「呼んだ?」
しかしそんなことも言ってられず、ともっこたちが恐れ穴にいる鬼さまをリンチしようとしていたところをお姉ちゃんが迫真の脅迫で制圧。ともっこたちは寝起きでこんなおもしれー女とやり合うのは得策ではないと判断し散り散りになって逃走していった。
そして…
あれ、なんで俺泣いてんだろ。
なぜか溢れ出る涙を拭いながら、けっこう本気でスグくんに元気になって欲しいと思っていたことに気づきました。だって彼はあんなに優しいから…。
夫になる準備、できてます
お姉ちゃんによって「お面とり戻し隊」が結成され、副リーダーに任命された。
副リーダー。その任務はリーダーの補助、つまりお姉ちゃんを支えること。それはもう言ってみれば夫。この村の役場はどこか!
というわけでお姉ちゃんと2人で各地に散らばったともっこを制圧・オーガポンのお面を奪還することになった。
のですが、お姉ちゃんが強すぎて意外とすんなりいけてしまったので、たくさんのおもしれーお姉ちゃんダイジェストでお送り。
そんなこんなであっという間にお面を取り戻し、さらにスグくんのがんばりのおかげでオーガポンは自由に村に降りて来られるようになりました。
そういえば課題も全部終わらせたし、ともっこも全員シバいたし、めでたしめでたしである。
最後にオーガポンを恐れ穴まで送っていくことになった。おそらくそこでオーガポンをゲットして、碧の仮面クリアだな。
そう、思っていた。
To be continued...
次回
オマケ
毎回オマケがあると思うんじゃありません!今日はもうないの!明日またおいで!
オチはないんで話半分で読んで欲しいんですが、結局ともっこたちがなぜ復活したのかは分からないままです。
ともっこって、イイネイヌ(イヌ)、マシマシラ(サル)、キチキギス(キジ)の3匹で、これに桃太郎を加えると“鬼”退治パーティになるんですね。
で、ポケモンの人物名って植物から取られていることが多いんですね。
なんだか嫌な予感がして、おそるおそる「スグリ 植物」って調べてみたんですね。
そしたらね、スグリとモモは全然関係ないまったく別の植物だったんです。
スグリは特定の植物の名前ではなく、スグリ属の植物の総称らしいです。一番馴染み深いのはカシスでしょうか。黒くて小さなかわいい実をつける植物です。
ちなみにゼイユはグロゼイユっていう植物があるのでそこから取られたのかなと思います。和名は「赤スグリ」で、綺麗な赤い実をつけます。
もう謎が深まってしゃあねえ。マジでなんでいきなり起きてきたんやあの子ら。ちゃんと回収されんだろうなこの謎…。
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