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【ポケモン】ららら らんらんら らら…

聴いた?「ポケットのモンスター」。

ポケモンと初音ミクのコラボ企画で生まれた曲(今作は4曲目)で、作曲はボカロPのピノキオピーさん。

ボカロの曲をあまり聴かなくても、初音ミクがよく分からなくても、ポケモンが好きならどうか聴いてみて欲しい。俺はさっきはじめて聴いた。それで今うわああってなっちまった情緒を落ち着けるためにこの記事を書いているってわけさ。

思うに、小説や映画などの娯楽と比べてゲームにしかないものが確かにあって、それは「自分が主人公になる」ということだと思います。
主人公としてその世界に存在し、冒険し、レベルを上げ、仲間と出会い、敵を倒し、そしてストーリーをクリアしてひとまずのエンディングを迎える。人生の10年、20年単位で経験するこの一連のサイクルを、10時間から長くても50時間で経験することができる。それによって現実では叶わない夢を見てもいいし、あるいはゲームで得た感情や思い出を現実に持ち帰ってもいいいわけです。

僕がはじめて遊んだゲームはポケットモンスター・ルビーで、たしか5歳のころだったと思います。少年はポケモンでたくさんのことを学びました。レポートはこまめに書いておいた方がいいこと、たくさんの人と話をするべきこと、地図のはしっこにこそ宝物が隠されていること、勝てると嬉しいこと、負けると悔しいこと、逃げずに戦わなければならない時があること、伝説のポケモンはびっくりするくらいボールに入らないこと。

上手くいかないときもあるけど、なんか楽しい。
僕にとってはじめてのそういう経験がポケモンだったと思います。

話を元に戻すと、この曲のテーマはもちろんポケモンなのですが、その視点は「主人公」としての僕たちではなく、ポケモンをやったことがある現実世界の僕たちのものです。ポケモンというゲームをゲームボーイの外から認識しているわけですから、「ポケットの中のモンスター 君は存在しないけど」とある意味残酷なまでに言い切っているのです。

夢が無いと言ってしまえばそうかもしれません。この曲で歌われていることにフィクションは一切ありません。この点は3年前にとんでもねえMV引っ提げて僕たちをノスタルジーでボッコボコにしてくれた「アカシア」(BUMP OF CHICKEN)とは決定的に違うところです。

どちらがいいとかは無え。ただ、このふたつは根っこの方で確実につながっていると思うんだって話をしてえわけさ。

それは、ポケモンへの愛がちょっと尋常じゃないということです。

アカシアでいうと、一番情緒を抉られたのはやはりここでしょうか。

君の一歩は僕より遠い 間違いなく君の凄いところ
足跡は僕の方が多い 間違いなく僕の凄いところ

アカシア
(BUMP OF CHICKEN)

「藤原基央…マジでおまっ…基央ォッ!!」ってなったもんな。何言ってるか分かんねえと思うが、俺もよく分かってねえ。聞き流してくれ。

バンプはいいぞお

ポケットのモンスターで一番うわああってなったのはここですね(うわああって何だ)。

ポケットの中のモンスター 君と「ぼうけん」は続いている
暗い世界になっちまっても あの日のまま 君と会えるよ

ポケットのモンスター feat.初音ミク
(ピノキオピー)

ポケモンで目の前が暗くなる時、それは手持ちポケモンが全員ひんし状態になり、ポケモンバトルに敗北した時。
今までの努力では足りなかったという現実を突きつけられ、お金もむしり取られ、何もかも嫌になってしまう瞬間。
でも、バックではずっと同じメロディが流れ続けている。傷ついたポケモンを元気にしてくれて、また僕たちを「ぼうけん」に送り出してくれるポケモンセンターのBGMが。

めのまえがまっくらになっても、またやり直せばいい。その時はポケモンが君のそばにいるんだぜ。
そういうことですか、ピノキオピーさん…。いや…師匠ォッ!!(黙れ)

この記事を読んでふと「友だち」の顔が思い浮かんだあなた。お願いです、聴いてみてください。あなたが聴くとも聴かずとも僕には何の関係もありませんが、俺と同じ青春を送った人にはどうかこの曲を聴いてほしいのです。

ほら、行って。上のリンク押したら飛べるから。
よかったらまた覗きにきてね。ではでは。


オマケ

サムネのバシャーモは20年前一緒にオダマキ博士を助けたアチャモです。
今はポケモンバンクのダウンロードができなくなってしまいましたが、それまでは誰でもゲームボーイからスイッチまでポケモンを連れてくることができました。

今思うと、子どもなのに手間を一切惜しまずお引越し作業をマメにやってたのは我ながらエラい。
わりとおもちゃとかを躊躇なく捨ててしまえる子どもだったので、チャモックは子どもの頃からずっと特別な存在だったのかもしれません。

2011年…

上の写真はブラックの画面ですが、ブラックに連れてきた時点で2011年…。眩暈がするぜ…。
Lv.100になってしまうと「ぼうけん」が終わってしまう気がして、Lv.90を超えたあたりから戦闘をかなりセーブしてました。お前ほんまに子どもか?

感動の再会

部活を始めてからいつの間にかポケモンで遊ばなくなり、X・Y、サン・ムーンは全く遊ばずに通り過ぎてしまいました。
大学生になった僕はソード・シールドのCMを見て久しぶりにポケモンをやりたいと思い、スイッチを買ってきて再びポケモンの世界へ。
見事に熱が復活し、ポケモンやりた過ぎて大学の授業終わり自転車を立ち漕ぎして帰る始末。小4かよ。
そして、エキスパンションパス「冠の雪原」でバシャーモが解禁されたので、あの手この手を使ってチャモックをガラルに移動し、感動の再会を果たしたのです。
お前…こんなにグラフィック綺麗になっちまって…。かっこよい…。
そんなわけで、とても思い入れのあるかわいいやつなのです。

こんなところまで読んでくれてありがとうございます。
SVのエキスパンションパス第2弾、12月14日に配信らしいですね。それまでに林間行きたい。また面白かったら何か書けたらいいなと思ってますので、よかったら見てやってください。

それでは、また。

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