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信用と信頼の話。
こんにちは。きくちです。
正直に告白します。
最近交番でお金を借りる事件が発生しました。
PASMOだけ持って都内に外出してしまい、現地で財布を忘れたことに気づいたんですが…詳しい説明は本題からずれそうなのでこのへんにさせてもらいますが、帰るために様々な方法を試しましたがうまくいかず交番に駆け込みました。
お金を借りるにもクレジットカードはもちろん免許証その他の身分証はないわでかなり苦労しました。結果的に交通費を貸してもらうことができて、無事に帰宅できたのですが、自分が何者かが示せないって本当に不安でした
財布は持ってないのに一眼レフは持っている変な奴を信じて下さった交番の方々には本当に感謝しています!
さて、この信じるって意味でよく似た意味を持つ「信用」と「信頼」について少し書いてみたいと思います。
「信用」は、その人の過程や結果などの過去の条件を元に信じること。基本は片方向のもの。
「信頼」は、条件を抜きにしてもその人の未来を信じること。双方向の気持ちのつながりがあって成立するもの。
ビジネスの本なんか読んでいると、【信用が重なって信頼に繋がる。だから実績を積んでいきましょう】みたいに書いてあることがあります。
個人的にはこれには間違っていないけど違和感を感じていて、信用の延長上に信頼があると言うよりはパラレルな位置関係にあると思っています。具体的にはより定量的なものを重視するのが「信用」で、人間性など定性を重視するのが「信頼」と解釈しています。
対人援助の仕事をする上で援助者と対象者との理想的な関係ということで「ラポール」という言葉をよく使いますが、フランス語で「心が通い合う調和した関係」を指しますが、これは「信頼」と置き換えても差し支えないのではないでしょうか?「信用」だと少しズレるような気がします。
仕事をする上で「信用」も「信頼」も両方とも欠かすことのできない大事な要素だと思いますが、人生を俯瞰してみた時に僕は一人でも多くの人たちと信頼関係を作っていきたいと思わずにはいられないのです。
ではでは。
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