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20211229_1%の努力【本】

私は恵まれた環境で生きてきたと改めて思う。(もちろん上には上がいるが)
父親は国家公務員、母親は専業主婦、4つ下の弟がいる家族構成。誕生日やクリスマス、お正月などイベントは大事にする家庭で、美味しいごはんが食卓に必ず出てくるし、幼少期は夏に毎年3泊4日家族で旅行にでかけた。
習い事もたくさんさせてもらったし、中学から私立に通わせてもらい、大学も出た。もちろん予備校にも通わせてもらった。
性格は『真面目』。長女として良い子であろうと子供ながらに努め、それが今現在30歳になった今も変わらず根本にある。

何事も時間をかけて丁寧に、努力すれば人は理解し評価もしてくれる。

今どきじゃない考え方であろう。結果がすべて、とはよく聞くし、営業職として働いている私自身、その言葉の意味は理解している。
それでも結果より過程、がむしゃらに努力し、尽くしていることを美徳と思う癖があることは否めないのだ。

ひろゆき氏は赤羽育ちで板橋の高校に通っていたという。
私も赤羽で小学校低学年時代を過ごし、社会人になって板橋に住んだこともあったので、急な親近感を抱いた。
しかし、テレビやYoutubeでみるひろゆき氏の立ち振舞を見ると自分とは似ても似つかない、日本とブラジルくらい真逆の考え方をしている。
一瞬抱いた親近感も虚しく、ここまで真逆の考え方をしている人の頭の中はどうなっているのか気になった。

ひろゆき氏は本を複数出版しており、自分の考えを口に出すことができる。
本を出している人は基本的に自己理解が深いのであろうと思う。
こんな分厚い本になるまで語る内容が自分にはない。
実家に帰省した際に、就職活動時に行った自己分析ノートがでてきた。
もう7年ほど前だが、非常によく分析できているように感じた。
しかしここ2〜3年、自分の欲や意志がどこにあるのかわからなくなっている。
だから自分軸で考えられず、他人軸で生きてしまう癖がついてしまった。
人のためなら自分の身を削ってもいいかな、という考えは今はまだ体力があるからできることだろうが、もう数年経ったら身を滅ぼすと思う。
ひろゆき氏と私が『自分について』というテーマで弁論したら、おそらくアイスブレイクの時点で「それって自分自身楽しいですか?」とか言われそうだ。


本書で紹介されている49の思考は、今の私と真逆をいくものもあるが、ひろゆき氏のいいなと思う部分は、自分と相反する考え方も世の中には必要であると言ってくれている部分だ。
仕事をする上で私は
『③10を維持しながら11,12…にしていく人』
夏休みの宿題への取り組み方は
『①早めに終わらせる、あるいは毎日コツコツやるタイプ』
に該当する。
この考え方をすぐにでも変えて、
「明日から私は1%の努力だけで生きていく!!!」
なんてことはしないし、絶対できない。
ここは自分の長所であると認めて、以下4つの思考が特に自分の中で印象に残ったので、意識して2022年を過ごしてみたいと思う。

優先順位 思考8「自分にとっての『大きな岩』はなんだろう?」
優先順位 思考14「自分にとって何がストレスだろう?」
パターン化 思考42「この1週間で『新しいこと』はあっただろうか?」
余生 思考49「笑い話をいくつもっているだろうか?」

この4つを今この場で掘り下げて記していこうか迷ったが超大作になりそうだし、すぐに書けるものでもなさそうだ。(できる状態ならそもそも本書を読もうとする心理すら働いていない気がする)
2022年の方向性を年始に改めて考えたいと思う。
決してめんどくさいわけじゃない。そう。ひろゆき氏も言っていた。

明日やれることは、今日やるな。

本書を読む前であれば、意地でも今日中に2022年の方向性を決めるんだ!!!
noteに書き記すんだ!!
と意気込んでいたかもしれない。

楽しよう。
100%全力で努力しなくてもいいと知ったのだ。


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