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20220101_アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書【本】

今年お金について少しづつ学ぶ意識をつけていこうと今ここに誓おう。
そう、今日は2022年1月1日という何かを始めるにはぴったりな日だから。

大学生になってアルバイトを始め、お金を稼ぐという行為を学んだ。
なにか欲しいものがあったわけではないけれど、社会に出て働く一員に加わることそのものに興味があった。
予備校のチューター
お弁当のおかず欲しさに惣菜屋での販売
社員割特典が欲しさのルミネでの飲食店スタッフ
立ったまま寝れるほど暇な駅ナカにあるスコーン販売
朝から入れて時給も良かった菓子販売
全国統一試験の臨時採点官…

内2つは潰れてしまったので、当時友人からは
「就職する会社も潰したら本物だね…」
と洒落にならないことを言われた。
(現在もちゃんと存在しているので安心してほしい)
ブランドものや化粧品にも当時は全く興味なし。
ダンスサークルに所属しイケイケ集団と思われがちだが、飲み会とは無縁のむしろ真面目にダンスをしていたので、お金は貯まる一方だった。(実家暮らしということもある)

社会人になってからも「お金」にあまり執着がなく、初任給というものにも全くワクワクせず
「給料日にお金を下ろすのが楽しみ!」
という気持ちが湧いたこともないので、毎月いくら稼いでいるのかすら理解していなかった。


と、こんなことを堂々と偉そうに語るアメリカの高校生はいないのだろうと本書を読んで思う。
『お金の教科書』とあるが、『生きていく上で必要な基礎知識』が詰まっている印象を受けた。
生きる上でお金は絶対必要不可欠なのに、どうしてここまで自分は無頓着だったのだろうか?

最近では20〜30代の投資への関心が高まっているニュースなども耳にするが、それでも日本全体でみると投資をしている人の割合は2割程度だと何かで読んだ。
アメリカでは5割程度。
同じ先進国でもここまで違うのはなぜだろう。
数学の勉強はするのに、どうしてお金の勉強はなかったんだろう。
数学も全部生活に絡めたお金の計算として練習問題が出題されたり、そういった授業だったら面白かったかも。
(数学は嫌いじゃなかったけど、確率が苦手で試験で42点をとってトラウマになり文系にした。)
(弁解させてほしいがこのときの学年平均は32点だ。褒めてほしい)

そのトラウマからなんとなくお金や数字と向き合うことを大人になっても避けてきてしまった。

しかし今日は元旦だ。
記念すべき一年の始まりだ。
そしてついに30代へと2か月ほど前に足を踏み入れたのだ。
アメリカの高校生16歳が学んでいることを知らないのはもはや恥だ。
腰を上げるまで時間がかかるがやると決めたら行動は早い方だと自己分析はできている。

高校生のころのように新しい学びにわくわくしたそんな年の始まり。


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