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今、フィリピンでキチママと暮らしてます。(5)

クレクレ病

フィリピン人と結婚した人でよくある「お金」の話。

キチママは

「私は他のフィリピン人と違って旦那さんにお金をせがんだりしない!」

といつも言っているが、残念なことに彼女もまた「クレクレ病」という、不治の病におかされている。

もちろん、「金をクレクレ、買ってクレクレ」病だ。

1週間に決まった金額のお小遣いをあげているが、いつもなくなったと言ってもっとクレクレ言ってくる。

1年に1回は小遣いの値上げを要求してくる。

「もともと毎月1万ペソ(2万円くらい)くれると言っていたのに、今は4000ペソしかくれない!騙された!」というキチママ。

たしかに一緒になったときに言ったが、それはキチママが妊娠して働けず、家事や子育てしてくれることを前提に、キチママの実家への仕送りも込みで払っていた。

しかし、産後に「今の小遣いじゃ全然足りないから働きたい!だから家政婦を雇って」と言ってきたので、家政婦さんを雇う代わりに小遣いを減らすという話でお互い同意していたいうことを完全に忘れている。

そもそも、月に1万ペソといえば、私が住んでいる場所では、当時基本給が時給50ペソで、ローカルの役職者クラスでもそんなにもらっていないくらいの金額を少ないと言っているのが異常だ。

しかも、産後の仕事もレストランのウエイトレスやホテル、英語学校の先生などやったが、どれも長続きしなかった。

一度でもお客さんや上司に怒られると、家に帰って泣いて、「もう嫌だ!」と言って2週間くらいで辞めてしまった。

その後、働きもせず毎日遊んでいたが、

よく「これが欲しい、買って」とショッピングサイトのリンクを送りつけてくる。

「それ、もうあるじゃん」とか、「今、それ買う必要ある?」というと口論になる。


仕事をやめた当時は、学校に行きたいと泣きながら頼んできた。子供が産まれて、その将来の学費など貯蓄していくときに母親の学費なんてそんな余裕ないというと、「わかった」と言い、でも諦められないから少しずつお金を節約して、計画を立てるということになった。


しかし数日後には別のクレクレが始まる。つぎは私がいつ死んでもいいように、子供のために家が欲しいと言い始めた。

そのあとは免許を取るから車が欲しいと言ってきたり、何かにつけておねだりし、私が駄目だというと機嫌が悪くなったり、ときには泣き出したりする。


その次は私が仕事から家に帰ると真新しい家具があり、分割払いで購入して、私に請求をつけてきたので、事前申請して私がOKしないと払わないと言ってやった。

ときには、家族への仕送りや海外旅行に行きたいと言ってくる。今お金がないと言うと、


私に「役立たず」とか、「もう別れる」と言って、怒り出す。

前は「友達の韓国人の旦那は何でももっとくれるよ。なんで日本人はケチなの?」などと言う。

娘を出産してからも夜中に酔っ払って帰ってきて、出来上がった友人数名を連れてきて「友達と今から飲むから酒買ってこい」などとふざけた事を言ってくる始末。

流石にそれには私もキレてその友人の前で大げんかをして、別れるとまでキチママが言い出した。

その友人についても、あとで聞いたら路上で飲んでいる人たちに絡んでいき、意気投合して連れてきたと何度もキチガイな話をしていた。

(その人たちが帰ったあと、財布がなくなったと騒いで、警察に届け出まで出している)

その当時雇っていた家政婦の叔母さんもそんなキチママを見かねて、私が仕事をしているときにキチママに「自分の娘ならぶん殴って髪を掴んで引きずり回してる」と怒ってしまい、そのことに腹を立てたキチママは、その日のうちに家政婦さんを解雇したことがあった。

そのあと、私は家政婦さん自宅まで行き、退職金の支払いと謝罪をした。

ここ1年くらいは以前に比べるとクレクレ病の症状が収まっているように感じるが、

それはあまりに私がケチなので、少ないお小遣いで金貸しをして、利息でも儲けたり、オンラインで服を売ったりしてうまくやりとりして家族に仕送りをしているようだが、

こう言った彼女のビジネスが私の生活や仕事に問題を発生させている事についは、また次回書こうと思う。

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