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立ち止まっても、きっと。

何か一つ、掛けてあげられる言葉が違ったら、もっと寄り添ってあげてたら、心の中の叫び声に気づいてあげられていたら、あの子は違う道を歩めていたのかな、違う決断をしていたのかな、と考える時がある。

自分の言動が誰かの救いになってほしい、世の中の役に立ってると思いたい。

それなのに、私が他人にしてあげられることなんて、ほんのちっぽけで、うまくやりたいのに、出来なくて、そんな自分が本当に嫌になる。

勝手に絶望して、勝手に立ち止まっても、
時間は止まってくれない。
他のみんなは止まってくれない。
社会は止まってくれない。

もう疲れて、休みたいなと思っても、
置いていかれる気がして。
一度でも止まれば、もう走れない気がして。
誰にも気づかれずに、このまま終わってしまうんじゃないかって、
怖いんだよね。だから走り続けるしかない。

悲しくて、やりきれなくて、苦しくて、誰か気づいてよ、誰か助けてって心の中では叫んでも、笑顔は作れる。

きっと、私だけじゃない。

私は、人が抱える弱さに気づいて、そっと抱きしめてあげられる人になりたい。大したことはできないけれど。

空っぽでもいい。何もなくても、きっと大丈夫。
全てを失っても、きっと大丈夫。

そんなことを映画「LASTMILE」を見て、思った夜なのでした。

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