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花粉症のメカニズムと治る仕組み

●花粉症という人生

こんにちは!
百姓をかっこ良く!中川吉右衛門です。

今日は、ズバリ!花粉症についてお話しします。
もっといえば「花粉症の治し方」をお伝えしようと思います!!!!

薬事法とか、医療法とか、医師法とか、コンプラとか、理解した上で、あえて「治し方」と言ってます。
なぜなら「花粉症は治せる」からです。

毎年のことですが、花粉症で辛い思いをしている方に、ゴマンと会います。
すでに、春名物といってもいいんじゃないか?と思うほど、花粉症の人は多いですよね。

さぞかし辛いことだろうと思います。
鼻がそんな状態になれば、あらゆることに集中力がなくなって、仕事も捗らないし、
家庭でも穏やかな気持ちになれないでしょうし、鼻も噛みすぎて擦り切れているかもしれないし、
ティッシュの使用量が10倍になっている方もいるでしょうし、目がウサギのようになっている人もいるでしょうし、
ひどければ、鬱になってしまう人もいると聞きます。

ただ僕は、以前より一貫して「花粉症は治せる」と、言い切っています。

一般的には、花粉症になってしまったら、一生付き合っていくものという認識が多いようですが、
そんなバカな。
んなわけあるかい!!!

だって、もともと花粉症じゃなかったんですよね?
いつからか、花粉症の症状が現れたんですよね?
てことは、元に戻せるに決まっているんですよ。

これが大前提です。

だから、ハッキリ言います。

花粉症は治せます。

じゃあ、どうやって治すのか?といえば、

「鼻うがい」

です。

100%誰でも治ります!とは言えませんが、かなりの高確率で治せると思います。

僕も東京に住んでいた時は、軽い花粉症になっていましたが、鼻うがいで治りました。
そのとき、僕に鼻うがいを勧めてくれた治療家の知人の患者さんの大半が、これで花粉症を克服したと聞きました。
そんなこともあり、かなり信頼性は高いと思っています。

毎朝、鼻うがいをする習慣を持てば、かなりの高確率で治せると確信しております。
でも、やらないですよねぇ。
何度言っても、こうだよ~と詳しく伝えても、依然として鼻うがいをやらない人が多い。

花粉症になっていて、めちゃくちゃ辛そうで、鼻うがいで治るという情報も知っているくせに、やらない人が多い。
正確に言えば、1~2回は試しにやるのですが、毎朝の習慣にまで落とし込めない。
得られるものは掛けがえがないほど大きい事はわかっていても、
忙しい朝にやることを増やすのは面倒くさい、または、効果がすぐに出ないということで、あっと言う間に諦めてしまう人が多い。

で、結局クスリに頼るんですよね。
それ。
去年もそうだったんじゃないですか??

そもそも、花粉症の薬なんてありませんから。
花粉症の症状を抑えるだけの薬ならありますが、治す薬なんてありません。

それを毎年毎年服用したところで、花粉症が治るわけないですよ。
根本的なことを変えてないんだから。

もっとちゃんと言えば「人生を変えていない」のだから、去年と変わるわけないですよね?
人生なんて大袈裟な!と思いますか?
それは、人生とは何か?の”根本”を全く理解していないからです。

人生とは「毎日」のことです。
毎日の何かに変化を起こせば、それがどんなに小さなことであれ、些細なことであれ、1年も経てば、その未来は変わっていますよね。

「鼻うがい」だってそうです。

鼻うがいを朝の習慣にすると言うのは、毎朝の行動を変えるわけで、それは毎日を変えることになり、結果人生が変わるわけです。
この場合、『花粉症が治っている人生』になると言うことです。
思考としては、こういうことです。

さて、ではなぜ?続けられなくなるのか?
を、思考以外の点から考察してみると、おそらく「メカニズムがわかってないから」と言うのが大きいのではないか?と思います。

鼻うがいで鼻についた花粉が取り除ける、だから良いんだよ、程度の知識しかなく、そのメカニズムを理解できていないからピンと来ていないのだと思います。
つまり、信じられていない。

現代医療でも治せない花粉症が、たかが「鼻うがい」ごときで治せるはずがない。治るはずがない。
と、心のどこかで思っているからです。そう信じているからです。
だから、やらない・やれない・続けられない。

そこで、今回はそんな方に向けて、鼻うがいで花粉症が治るメカニズムをお伝えしようと思います。

花粉症が治るプロセスを論理的に理解できれば、鼻うがいを信じる事ができるかもしれません。

そうなれば、本気で花粉症と向き合い、クスリに逃げることなく、自分自身の元々持っている機能を正常化させれば簡単に治るのだと、思考が変化すると思います。

思考が変化すれば、行動も変化します。

とすれば、来年の今頃。
花粉症の症状が一向に出ない自分に、超絶驚く自分がいることが、今から見えてきます。
それがつまり「人生が変わった」と言うことです。

それでは早速、具体的にお伝えしていこうと思います。

はじめに、花粉症の原因からお話いたします。

●花粉症の原因

先程少し触れたように、鼻うがいで花粉症が治るのは、
単に鼻の中に付着している花粉が洗い流されるからではありません。
そんな簡単な理由なわけがないですよね。

これだけ多くの人が苦しんでいる症状です。
治るのにはそれなりにきちんとしたワケがあります。

そもそも、勘違いしている人もいると思いますが、
花粉症とは鼻に入った花粉により、鼻がムズムズして鼻水が出るという症状ではありません。
免疫が過剰に反応したアレルギー症状です。

アレルギーはアトピーやリウマチと同じく、免疫システムが、
本来無視して良い異物に反応する事で起こる疾患ですが、
花粉症は花粉に反応して鼻水がたくさん出たりする症状です。

ですから、その症状を取り除くには花粉を取り除くのではなく、
免疫を正常な状態に戻してあげる必要があります。

根本的原因である免疫の処置をしなければいけません。

そして、その免疫の処置に一役買うのが鼻うがいです。

一見、鼻うがいと免疫には何も関係無いように見えますが、
実はここに深い関係があるのです。

これがどういう事なのかを説明する前に、まず花粉症という免疫疾患が
どのような仕組みで起こっているかを知ってもらう必要があります。

●花粉症のメカニズム

最初に覚えて欲しい重要な部位があります。
「上咽頭」と言われているところです。下の図を見て下さい。


上咽頭の位置

鼻の穴から続いていて、のどちんこのちょっと上にある空洞が上咽頭です。
実はこの上咽頭は、人体の中でトップレベルに免疫システムが活発に働いている場所です。

外気と真っ先に触れ合う場所ですから、ウイルスや細菌と闘うために、免疫がこぞって防衛線を張っている場所です。身体防衛軍の最前線要塞です。
実際、上咽頭の上皮細胞はその大半がリンパ球と呼ばれる免疫システムで構成されています。
通常、リンパ球などの免疫システムは体表には出てこないものなのです。
つまり、上咽頭は、それ程までに争いの絶えない激戦地であると言えます。
なので、上咽頭の免疫は常に活性・臨戦、あるいは戦闘状態にあります。

普通、免疫は何も無い時は大人しく寝ているのですが、
上咽頭の免疫は常時ウイルスと対面する可能性があるので、24時間の迎撃態勢&臨戦状態にあると言えます。
そのため、慢性的に炎症が起きやすい場所でもあります。

常に免疫とウイルスが攻防を繰り広げているので、
慢性的に炎症反応が起こってしまうのです。

さて、問題はここからです。

慢性的に炎症が起こるのはある程度仕方無いのですが、花粉などにより
その炎症が余りにも連続して長期的に続きすぎると、免疫に変化が起こります。
免疫の要である「Tリンパ球」が、やたらに活気づいてくるのです。

Tリンパ球というのは簡単に言うと免疫システムの指揮系統です。
非常に頭が良いエリートで、判断能力に長けており、
他の免疫に攻撃を命じる役割を持っています。
免疫部隊の大将軍のような存在です。

その重要なTリンパ球が長期的な炎症ににより、異常に活気づいてくるのです。
わかりやすく言うと、余りにも長く戦闘し続けた事で興奮状態が度を越して、戦闘狂のようになってしまうのです。

普段は冷静沈着で淡々と免疫を指揮するTリンパ球ですが、
目は血走り、戦いに喜びと快感を覚える、暴虐無人の、MAD大将軍と化すのです。
MAD大将軍と化したTリンパ球は、上咽頭の中の戦闘では飽き足らず、
新たな敵を求めて血液に乗り込んで全身を駆け巡ります。
そして、血中を動き回る過程で、休息中だった他の免疫システム達を叩き起こします。
「貴様らーーー!!!!戦じゃ戦じゃーーー!!!武器を持てーーー!!!!敵は皆殺しじゃーー!!!!全軍出撃じゃーーー!!!!!」

と、免疫全員に攻撃命令を出しまくるのです。

天下の大将軍王毅のごときTリンパ球の命令ですから、他の免疫達も
「これは一大事だ」という事で目覚め、早速、戦闘準備に取り掛かり、
いざ出陣!

しかしながら、闘う準備はしたものの敵が見当たりません。
それは当然です。

これはTリンパ球がトチ狂って暴走しているだけであって、ウイルスや細菌が入ってきたわけではありませんから、肝心の相手が居ないわけです。

すると、
「あれ、もしかしてコイツが敵かな?」
と誤認して、自分の細胞を攻撃し始めます。

Tリンパ球に起こされた免疫システムには「マクロファージ」や「好中球」
というものがいますが、残念ながら彼らはあまり頭が良くないんですよね。
ケンカ馬鹿と言えば良いいのか、筋肉バカと言えば良いのか、Tリンパ球と違い、敵味方の判断がおぼつかないのです。

とりあえず起こされたものの、敵が見当たらないので、
そこら辺にいる一般人を見境無く攻撃しまくってしまうのです。
また、マクロファージや好中球は頭は良くありませんがケンカは強い。
ウイルスや細菌も素手でボッコボコにできる力を持っています。
なので、彼らから攻撃を受けた自己細胞は深手を負ってしまうのです。

また、起こされた免疫システムの中には「Bリンパ球」という免疫もいます。
彼らは「抗体」という鉄砲のような飛び道具を使って攻撃をするタイプなのですが、その抗体を乱射して体の様々な場所に被弾させてしまいます。

こうしてアレルギー反応が起こっていきます。
長引く炎症でTリンパ球が過敏に反応するようになった結果、
体中の免疫が異常に活性化して、体中を傷つけてしまうのです。

これが肌に出る人は、アトピー性皮膚炎になり、関節に出る人はリウマチになり、鼻や目に出る人は、花粉症になると言うことです。

●花粉症の治し方

ではどうすればこれらの事態を正常に戻すことができるのか?
それが「鼻うがい」です。
これまでお話した事で理解いただけたと思いますが、花粉症を始めとする
アレルギー反応の原因は上咽頭の長期的な炎症が原因です。
つまり、上咽頭の炎症を少しでも抑える事が花粉症を治す事に繋がる
という事であり、そのために塩水を使って鼻をすすいであげるのです。

毎朝、塩水で鼻うがいをする事により上咽頭の炎症が緩和され、
Tリンパ球が暴走しなくなり、その結果、花粉症が治るということです。

また、治るのは花粉症だけではありません。
人によってはアトピーも治ります。
リウマチや喘息が治る事もあります。
鼻うがいは鼻を治療しているのではなく、免疫疾患を治療し、正常に戻しているわけなので、
アレルギー症状の全てに効果が出る可能性があるのです。

すごいでしょ?これ。

この簡単な「鼻うがい」が、実は、とても素晴らしい手法であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

さて、この素晴らしい鼻うがいですが、2つ注意事項と一つ残念なお知らせをしたいと思います。

まずは、注意事項から。

●注意事項

1・塩の濃度
うがいは塩水で行いますが、
その時の割合は「水:塩=1000:9」です。
これはヒトの体液濃度と同じです。
(正確には0.9%の濃度)

塩の量をこれ以上にしたり、これ以下にすると逆に体に
ダメージを与える可能性があるので注意して下さい。

2・塩の質
塩は純粋な食塩(塩化ナトリウム)ではなく、
天然天日塩など良質な塩を使って下さい。
天然の塩の成分はカリウムなど他のミネラルも豊富に含まれていて、人体に有益なバランスを取ってくれます。
水も水道水ではなく、ミネラルウォーターか浄水器にかけたものにして下さい。

●最後に

最後に残念なお知らせです。
鼻うがいは効果が出るまでに時間がかかります。
色んな人の意見を聞くと、早い人でも2ヶ月。
遅い人は半年くらいは続けないと効果が出ません。
ですから、今現在、花粉症で悩まれている方は、今年はもう間に合いません。
しかし、来年のためにやって欲しいと思います。
来年以降、花粉症がない人生にしたいと思うのであれば、今年から鼻うがいを始めてみて下さい。

今、いろいろとやらない理由を作ってやらないのであれば、また来年も同じように苦しみ、同じような人生です。
未来は、今、創造されるのです。

今回は、花粉症の治し方をお伝えしました。
少しでもやる気になって、鼻うがいやる人が増え、花粉症って治るもんなんだ!と、当たり前に思える人が増えてくれたら、めちゃくちゃ嬉しいです。
Ciao!




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