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【詩】眠れぬ夜もやがて明ける

朝が来てしまう。
また、眠れないまま、朝が。

眠れない夜を過ごす日は決まって心に膜が貼る。
何もかもが遠い。
自分のことすらわからなくなる。

わたしは何を考えているんだろう。
何が悲しくて
何がそんなにつらくて
いつまでも泣いているのか。

明けない夜はないというけど
眠れない夜は、できるだけ長く続いてほしい
眠れないまま朝をむかえるのは嫌だ。
せめて、ほんの少しでも夢の中へ旅立ちたい

だから、どうかもう少し
もう少しだけ、夜のままで。

だけどやっぱり、朝は、もうすぐそこ。

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