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教えてあげたい


学生時代は人間関係の構築が下手くそで悩みの大半は対人関係の事だった。思春期真っ只中の中学生の頃は特にしんどくて、毎日毎日必死だった。
移動教室と下校前の掃除の時間がとくに嫌いだった。

移動教室は置いてかれないように急いで準備して相手に手間取らせない様にしていた。
それでもお手洗いに行きたかったり、他の誰かに話しかけられたりしている間に一緒に行こうと思っていた子達が居なくなってしまって急いで追いかけている時の惨めな気持ち。今でも思い出して嫌な気持ちになる。
私じゃない子がお手洗いに行ってる時は自然と待っているのにね。
掃除の時間の時は一緒に帰る人を探さなくちゃ、という気持ちに支配されていて色々な人に声をかけていた。
なんでもないよという顔で話しかけていたけれどこの時も惨めで泣きそうになりながら毎日帰る人を探していた。

あの時の自分に教えてあげたい。
移動教室の際に必死で着いて行った子たちや、帰り「えー!一緒に帰りたいの?どうする?」と言い合っていた子たちは、今の私の人生に何の関わりもないよ。どこでどうしてるかも分からないし、名前もまともに思い出せない。
大人になった私は、1人でバーにも行くし旅行も行くよ。
友達も居て、たまに会うくらいで十分にコミュニケーションが取れているし対等な関係でいられて緊張感を持たずに接しているよ。

そして一番は、待ち合わせにギリギリで行っても全然平気になってるよ。
学生時代は待ち合わせの30分前に行くのが当たり前だったもんね。
置いていかれるんじゃないかとか、自分が居ない間に悪口を言われるんじゃないかと思ってしまって、待ち合わせ相手が来るよりも先に着く事が必須条件だったね。
そんな相手と待ち合わせしてまで遊んだりする必要もないんだと気付けないまま耐えてたね。

今は相手が先に来てても待っていてくれるし、何も悪く言わないよ。もちろん遅刻はダメだけど。
でもその習慣のおかげで待ち合わせに遅刻する事はほとんどないから、役にも立ってる。
顔色を伺う事が得意になっちゃったけど、仕事では相手の雰囲気を察する事が自然と出来ているから対人関係もスムーズにこなせているよ。

辛かったけど、その努力は違う形で今の私に役立っている。そう思って過去の惨めだった私を浄化させよう。

もう32歳になっちゃったし、なるべく悩みは少なく幸せでいたいね。
お誕生日おめでとう!私!


こんな事をnoteに書いて公開して痛いと思われたとしても、へっちゃらなくらいには強くなれました。

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